過去の阪神優勝をプレイバック(1985-2003-2005)

過去の阪神優勝をプレイバック(1985-2003-2005)

阪神優勝年のセ・リーグ最終順位、タイトルホルダーは?

1985年、2003年、2005年の阪神優勝年のセ・リーグ成績、タイトルホルダーなどをふりかえってみます。
あんな時代でしたね〜。

ダイナマイト打線で優勝した1985年

優勝決定日 1985年10月16日
監督 吉田義男
優勝決定球場 神宮(対ヤクルト戦)
優勝決定シーン 10回裏中西がピッチャーゴロに打ち取り、一塁渡真利にボールが送られてゲームセット

阪神ファンにとって昭和と西暦を変換するときの基準となる1985=昭和60年の優勝からプレイバック。
この年は真弓バース掛布岡田と打ちまくっての優勝でしたね。

 

セ・リーグ最終順位(1985年)

優勝 阪神 74勝49敗 7分 .602
2位 広島 68勝57敗 5分 .544 7差
3位 巨人 61勝60敗 9分 .504 12差
4位 大洋 57勝61敗12分 .483 14.5差
5位 中日 56勝61敗13分 .479 15差
6位 ヤクルト 46勝74敗10分 .383 26.5差

この年は広島と優勝争いをしていたんですね。
古葉竹識監督で山本浩二、衣笠祥雄、高橋慶彦、北別府学、大野豊、川口和久らがいた広島です。

 

4位「大洋」というのもなつかしい。

 

セ・リーグのタイトルホルダー(1985年)

最優秀選手 バース(神) .350、54本塁打、134打点
最優秀新人 川端順(広) 11勝7敗7S 防御率2.72
首位打者 バース(神) .350
最多本塁打 バース(神) 54
最多打点 バース(神) 134
最多盗塁 高橋慶彦(広) 73
最優秀防御率 小松辰雄(中) 2.65
最多勝利 小松辰雄(中) 17
最高勝率 北別府学(広) .727
最多奪三振 小松辰雄(中) 172

MVP(最優秀選手)は三冠王のバース。バースにとっては来日3年目のシーズンでした。
(【1年目】.288、35本塁打、83打点、【2年目】.326、27本塁打、73打点)。

 

1985年のバースの成績「.350、54本塁打、134打点」はいずれも異次元の数字ですが、最も迫っていたのがわれらが岡田彰布打率.342でした。お〜ん。

 

勝ちたいんや!18年ぶりの優勝(2003年)

優勝決定日 2003年9月15日
監督 星野仙一
優勝決定球場 甲子園(対広島戦でマジック1に)
優勝決定シーン 9回裏に赤星のサヨナラタイムリーでマジック1に、その後ヤクルトが敗れ優勝決定

1985年優勝後の暗黒時代を経て、星野仙一監督が指揮を執ったのが2002年シーズンからでした。
その星野監督2年目のシーズンで優勝です。

 

セ・リーグ最終順位(2003年)

優勝 阪神 87勝51敗2分 .630
2位 中日 73勝66敗1分 .525 14.5差
3位 巨人 71勝66敗3分 .518 15.5差
4位 ヤクルト 71勝66敗3分 .518 15.5差
5位 広島 67勝71敗2分 .486 20差
6位 横浜 45勝94敗1分 .324 42.5差

優勝決定時のマジック対象チームはヤクルトだったのですが、最終的には中日が2位に、

 

このときのヤクルトは若松勉監督で、ラミレス、古田敦也、宮本慎也、高津臣吾らがいたチーム。
中日は山田久志監督で、福留孝介、立浪和義、谷繁元信、川上憲伸、岩瀬仁紀らがいたチームでした。

 

中日=落合監督のイメージが強いですが、落合監督が就任したのはこの年(2003年)のオフで2004年から指揮を執っています。阪神優勝が中日落合監督を誕生させたんですね。

 

セ・リーグのタイトルホルダー(2003年)

最優秀選手 井川慶(神) 20勝5敗 防御率2.80
最優秀新人 木佐貫洋(巨) 10勝7敗 防御率3.34
首位打者 今岡誠(神) .340
最多本塁打 ラミレス(ヤ)、ウッズ(横) 40
最多打点 ラミレス(ヤ) 124
最多盗塁 赤星憲広(神) 61
最優秀防御率 井川慶(神) 2.80
最多勝利 井川慶(神) 20
最高勝率 井川慶(神) .800
最多奪三振 上原浩治(巨) 194

この年は開幕投手を任された井川慶が20勝5敗 防御率2.80でMVPを獲得。

 

赤星盗塁61個もすごい数字ですよね。
セ・リーグでシーズン盗塁数が60個を超えたのは、1985年の高橋慶彦(広島)73個以来でした。

 

シーズン60個越えは、その後も赤星の2004年64個、2005年60個の2回のみ。
レッドスターがチャンスを切り拓いてましたよね〜。

 

JFKで優勝した2005年

優勝決定日 2005年9月29日
監督 岡田彰布
優勝決定球場 甲子園(対巨人戦)
優勝決定シーン 9回表久保田がレフトフライに打ち取り、レフト金本が捕球して優勝決定

JFKを確立し、「阪神が相手だと6回までにリードしてないと負ける」「6回で野球が終わる」。
敵チームの監督にそう言わせていたのが2005年シーズンでした。

 

セ・リーグ最終順位(2005年)

優勝 阪神 87勝54敗5分 .617
2位 中日 79勝66敗1分 .545 10差
3位 横浜 69勝70敗7分 .496 17差
4位 ヤクルト 71勝73敗2分 .493 17.5差
5位 巨人 62勝80敗4分 .437 25.5差
6位 広島 58勝84敗4分 .408 29.5差

岡田阪神といえば落合中日、原巨人と争っていたイメージがありますが、2005年の巨人は堀内恒夫監督でした。
このときの巨人は清原和博、高橋由伸、タフィ・ローズ、小久保裕紀、上原浩治、工藤公康ら「多国籍軍」。

 

ペナントは立浪和義、福留孝介、T・ウッズ、谷繁元信、川上憲伸、山本昌らがいた前年優勝の落合中日と争いました。

 

セ・リーグのタイトルホルダー(2005年)

最優秀選手 金本知憲(神) .327、40本塁打、125打点
最優秀新人 青木宣親(ヤ) .344 3本塁打、28打点
首位打者 青木宣親(ヤ) .344
最多本塁打 新井貴浩(広) 43
最多打点 今岡誠(神) 147
最多盗塁 赤星憲広(神) 60
最優秀防御率 三浦大輔(横) 2.52
最多勝利 下柳剛(神)、黒田博樹(広) 15
最高勝率 安藤優也(神) .688
最多奪三振 三浦大輔(横)、門倉健(横) 177

MVPは打率、打点、本塁打でキャリアハイとなった金本知憲
阪神の選手でシーズン本塁打40本以上は1986年のバース以来という大記録でした。

 

この年は他チームの選手でも驚きが。最多本塁打の新井貴浩(広)、最優秀防御率の三浦大輔(横)が監督となっている中で、いまだ現役の青木宣親(ヤ)が最優秀新人と首位打者です。

 

ヤクルトとは(青木とも)いろいろあるけど、選手としてこれだけ長くプレーしているのはスゴイね。
…と素直に称えられるのは優勝した余裕かも。