2018年以降のドラフト答え合わせをしてみました。
判定方法は、ドラフトで指名した全選手の2024年シーズンの年俸(23年オフに契約更改したもの)が入団1年目と比較して何倍になったか?選手が活躍すれば、年俸も上がるので、わかりやすいですよね。
支配下指名全選手の年俸を球団別に比較してみました。
阪神の神ドラフトは2020年が注目されがちですが2018年も神ってます。1位.近本光司、2位.小幡竜平、3位.木浪聖也の野手ドラフトが成功して6名指名した選手の総年俸が9.16倍になってます(この年の6位は湯浅京己)。
巨人は6位指名の戸郷翔征が大当たりでこの数値になっています。
それにしても、阪神が飛びぬけてますね。
2019年のドラフトではオリックスが大成功。
1位.宮城大弥、2位.紅林弘太郎の高校生2人がブレイクして、この値になっています。
阪神の1位は西純矢で、高校生を中心に指名した年です(2位.井上広大、3位.及川雅貴)。
これから数値が上がっていくことに期待しましょう。
阪神の神ドラフトと言えば…でお馴染みの2020年のドラフト。
数値でも阪神の神指名っぷりがハッキリ出ています。
1位.佐藤輝明、2位.伊藤将司、5位.村上頌樹、6位.中野拓夢、8位.石井大智。
そりゃぁ、阪神が数値でも突き抜けますよね(DeNAは2位.牧秀悟が数値を引き上げてます)。
2021年のドラフトが今のところ一番うまくいってるのは巨人。
1位.大勢が1年目から活躍したので、この数値になっています。
阪神は1位.森木大智、2位.鈴木勇斗とまだ活躍できていない選手を上位で指名していますが、3位.桐敷拓馬、4位.前川右京、5位.岡留英貴が数値を上げています。
この年も、いまのところ巨人がトップ。これは4位.門脇誠と5位.船迫大雅の活躍によるものです。
阪神の1位は森下翔太。6位.富田蓮とともに数値アップにこれからも貢献しそうです。
こうしてみると阪神はドラフト1位を大卒・社会人の野手にした年がトータルで見ても成功していますね。
2024年ドラフトはどうなのでしょうか?注目しましょう!
2023年シーズンの各球団一軍出場選手のドラフト指名年を比べてみました。
阪神の最近のドラフトの神っぷりが一目瞭然です。
まずは野手のドラフト答え合わせ。
2023年シーズンの一軍打席数を生え抜き選手のドラフト指名年毎に集計しました。
阪神は入団3年目までの選手(2020〜22年ドラフト指名)がチーム総打席数の33%を占めています。
3分の1の打席が最近入団した選手で埋められているんですね。
佐藤輝明(2020年1位)、中野拓夢(2020年6位)、前川右京(2021年4位)、森下翔太(2022年1位)らが該当選手。
反対に野手高齢化が進んでいるのがソフトバンクで、入団10年目以上の選手がチーム総打席数の48%(約半分)を占めています(阪神はここの割合は8%)。
阪神とともにドラフトが成功しているイメージのあるオリックスですが、野手の打席数で見ると他球団とそれほどちがいはありません。
つづいて投手のドラフト答え合わせ。
投手は2023年シーズンの一軍投球イニング数をドラフト指名年毎に集計しました(生え抜き選手のみ)。
投手でも阪神が入団3年目までの選手(2020〜22年ドラフト指名)の割合が高いんですね〜。
阪神は総イニング数の31%が入団3年目までの選手でまかなわれています。
伊藤将司(2020年2位)、村上頌樹(2020年5位)、石井大智(2020年8位)、桐敷拓馬(2021年3位)らが該当選手。
阪神以外だと楽天と巨人が最近ドラフトで指名した選手が一軍戦力となっています。確かに巨人は山崎や赤星など若い投手が投げているイメージがありますよね。
ただ、現有戦力では不十分なので新入団選手に頼らざるを得ないという球団と、そもそもレベルが高いのに新入団選手も活躍しているというのは大きなちがい。
「そもそもレベルが高いのに」って、もちろん阪神のことです。
2023年チーム防御率12球団1位ですからね。
阪神ファンとして、こんなに気分のいいことはないね。
どうかこの流れが今後も続いてくれますように!