最多勝を獲得した年(2021年、2022年)でも後半戦はやや勝ちあぐねた印象がありますよね。
そこで、青柳の月別成績を調べてみました。
2021年 | 2022年 | 2023年 | ||||
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青柳勝敗 | 阪神勝敗 | 青柳勝敗 | 阪神勝敗 | 青柳勝敗 | 阪神勝敗 | |
3-4月 | 2勝2敗(5) | ○○○●● | 3勝0敗(3) | ○○○ | 1勝2敗(4) | ○●●● |
5月 | 1勝0敗(3) | △○○ | 2勝1敗(4) | ●○●○ | 1勝1敗(3) | ●○● |
6月 | 4勝0敗(4) | ○○○○ | 3勝0敗(4) | ○○○○ | 登板なし | |
7月 | 1勝0敗(2) | ○○ | 3勝0敗(4) | ●○○○ | 1勝1敗(3) | ○●△ |
8月 | 2勝0敗(3) | ○○● | 1勝2敗(5) | ○●●●○ | 3勝0敗(4) | ○○○○ |
9月 | 0勝3敗(4) | ●△●● | 1勝1敗(4) | ●●●○ | 2勝0敗(2) | ○○ |
10月 | 3勝1敗(4) | ○○○● | ||||
計 | 13勝6敗(25) | 13勝4敗(24) |
( )内は登板試合数。すべて先発
やはり、8月-9月は最多勝を獲得した2シーズンでも苦戦してますね。
ただ、これは前半戦で飛ばした影響ともいえるので、前半戦「抑えた」ことしは期待できるでしょう!
やはり、アレの中心にはエース青柳がいてほしいと思うのが苦楽を共にした阪神ファンってもんでしょ。
(7月末時点の記載)
勝負の9月の青柳は2試合に登板して2勝0敗(チームも2勝0敗)。
9月は勝つことがすべて。十分な結果を残してくれてます。
8月の青柳は4試合に登板して3勝0敗(チームは4勝0敗)。
本来の青柳のピッチングではないのでしょうが、チームの勝ちにつながるピッチングをしてくれてますね。
今シーズン(2023年)は苦しい投球が続いている青柳晃洋ですが、アレのためには絶対に必要な選手です。
ちょっとこれまでの成績を振り返ってみました。
登板日 | 相手 | 勝敗 | 投球回 | 被安打 | 失点 |
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3/31(金) | DeNA | ○ | 5 2/3 | 2 | 1 |
4/7(金) | ヤクルト | 7 | 4 | 1 | |
4/14(金) | DeNA | ● | 4 2/3 | 8 | 5 |
4/21(金) | 中日 | ● | 2 2/3 | 7 | 4 |
5/2(火) | 中日 | ● | 6 | 6 | 3 |
5/12(金) | DeNA | ○ | 7 1/3 | 7 | 3 |
5/19(金) | 広島 | 5 | 8 | 7 | |
7/11(火) | DeNA | ○ | 7 | 6 | 2 |
7/22(土) | ヤクルト | ● | 5 | 7 | 5 |
7/29(土) | 広島 | 7 | 4 | 1 |
開幕など勝っている試合もあるのですが、昨年の無双っぷりを見ると物足りなく感じてしまいますよね。
早いイニングで打ち込まれて降板してしまった試合もあるぐらいです。
青柳が投げていた試合のイニング別の失点がこちら。
登板日 | 相手 | 1回-2回-3回-4回-5回-6回-7回-8回-9回 |
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3/31(金) | DeNA | 0-0-0-0-0-1 【5 2/3回1失点】 |
4/7(金) | ヤクルト | 0-0-0-0-0-0-1 【7回1失点】 |
4/14(金) | DeNA | 0-0-0-1-4 【4 2/3回5失点】 |
4/21(金) | 中日 | 2-1-1 【2 2/3回4失点】 |
5/2(火) | 中日 | 3-0-0-0-0-0 【6回3失点】 |
5/12(金) | DeNA | 1-0-0-0-0-0-0-2 【7 1/3回3失点】 |
5/19(金) | 広島 | 5-0-0-0-2 【5回7失点】 |
7/11(火) | DeNA | 0-0-0-2-0-0-0 【7回2失点】 |
7/22(土) | ヤクルト | 2-0-1-0-2 【5回5失点】 |
7/29(土) | 広島 | 0-0-1-0-0-0-0 【7回1失点】 |
初回の失点が多いんですよね。
登録抹消前の広島戦では初回に5失点しています。
この結果、5/20(土)に1軍登録抹消となり2軍で調整。
ウエスタンでの成績はこうなってます。
登板日 | 相手 | 勝敗 | 投球回 | 被安打 | 失点 |
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5/31(水) | 中日 | ○ | 8 | 4 | 1 |
6/7(水) | 広島 | 6 | 9 | 4 | |
6/14(水) | ソフトバンク | ○ | 6 | 7 | 1 |
6/21(水) | オリックス | ● | 7 | 6 | 3 |
7/2(日) | オリックス | 5 | 2 | 0 |
広島戦(6/7)で初回に4失点、オリックス戦(6/21)で初回に2失点と立ち上がりの悪さが出てしまってます。
が、7月2日は5回無失点。いよいよ復活のときです。
7月11日に一軍登録。
DeNA戦に先発して、7回6安打2失点(自責点2)。四死球ゼロの80球で先発の役割を果たしてくれました。
後半戦に向けて、阪神のエースが復活です!
阪神の新エースとなった青柳晃洋はドラフト5位でした。
青柳が指名されたのは2015年のドラフトで、この年の阪神の1位は山俊。阪神は2位も野手(捕手)の坂本誠志郎を指名しましたが、大卒投手をドラフト1位で指名した球団もありました。
DeNA1位指名 | 今永昇太(駒大) |
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広島1位指名 | 岡田明丈(大商大) |
巨人1位指名 | 桜井俊貴(立命大) |
ヤクルト1位指名 | 原樹理(東洋大) |
西武1位指名 | 多和田真三郎(富士大) |
日本ハム1位指名 | 上原健太(明大) |
DeNA2位指名 | 熊原健人(仙台大) |
中日2位指名 | 佐藤優(東北福祉大) |
阪神5位指名 | 青柳晃洋(帝京大) |
1位指名だけでも6人もの大卒投手が青柳の同期となっています。
この6人と青柳の成績を勝利数、投球回数で比べてみました。
2022年シーズンまでの成績で比較してみました。
この中で通算勝利数が最も多いのは今永昇太(De)の57勝で、青柳晃洋(神)は2番目に多い51勝です。5年目以降は青柳がトップです。さすがエース!
多和田真三郎(西)はすでに引退し、桜井俊貴(巨)は巨人を退団しています。
投球回数で見ても青柳は今永に次いで2位。今永がいるので同期の中で出世頭とまではいえませんが、近いうちに出世頭になる可能性もあります。
ドラフト5位からの逆襲。
「プロに入ったらドラフトの順位は関係ない!」ことを証明しているのが青柳です。
なんか、阪神ファンとして誇らしくなってきました。