阪神村上様の成績がこんなにスゴい(防御率のタイトル間近)

阪神村上様の成績がこんなにスゴい(防御率のタイトル間近)

最優秀防御率のタイトル獲得チャンス

2023年シーズンの最優秀防御率のタイトルをわれらが村上様が獲りそうです。
9月17日終了時点でのセ・リーグ防御率トップ3がこちら。

選手名 防御率 投球回 自責点 備考
1位 村上(神) 1.68 139 1/3 26 規定投球回まであと3 2/3イニング
2位 東(De) 2.17 149 1/3 36
3位 床田(広) 2.21 146 1/3 36

シーズン規定投球回は「143(試合)×1イニング=143イニング」

 

セ・リーグ防御率は村上が唯一の1点台でぶっちぎり。
シーズン規定投球回数にもあと3回と2/3で到達するので、タイトル獲得の確率がかなり高まってます。

 

セ・リーグ最優秀防御率のタイトル獲得者(過去10年+阪神優勝年)

選手名 防御率
1962 村山実(神) 1.20
1964 バッキー(神) 1.89
1985 小松辰雄(中) 2.65
2003 井川慶(神) 2.80
2005 三浦大輔(横) 2.52
2013 前田健太(広) 2.10
2014 菅野智之(巨) 2.33
2015 ジョンソン(広) 1.85
2016 菅野智之(巨) 2.01
2017 菅野智之(巨) 1.59
2018 菅野智之(巨) 2.14
2019 大野雄大(中) 2.58
2020 大野雄大(中) 1.82
2021 柳裕也(中) 2.20
2022 青柳晃洋(神) 2.05

過去10年で防御率1点台でのタイトル獲得は3名。ジョンソン(広)、菅野智之(巨)大野雄大(中)です。
これに村上頌樹(阪)が続くとなると、あらためてスゴイですね。

 

昨年は村上の師匠の青柳がタイトルを獲得してるので阪神が2年連続。
来シーズン以降もこのタイトルは期待できそうですね。

3年目のブレイク村上頌樹の成績をあらためて振り返る

2023年の阪神投手陣に現れた救世主「村上頌樹」のここまでの成績をふり返ってみました。

 

あわや完全試合という巨人戦のピッチングを見たときは、一発屋にならないでくれ…と思ってしまいましたが、それは阪神ファンの悪いクセ。巨人戦が実力通りだったことは、その後の成績が証明しています。

 

村上頌樹の一軍成績(2023年シーズン)

日付 相手 チーム 登板 勝敗 投球回 被安打 失点 自責点 与四球
4/01(土) DeNA ○6-5 中継ぎ H 1 1 0 0 0
4/12(水) 巨人 ○2-1 先発 7 0 0 0 0
4/22(土) 中日 ○2-0 先発 9 2 0 0 0
4/29(土) ヤクルト ○7-0 先発 8 2 0 0 1
5/09(火) ヤクルト ●0-1 先発 7 5 1 1 1
5/16(火) 中日 ○9-4 先発 5 7 4 4 1
5/23(火) ヤクルト ○6-3 先発 6 4 2 2 1
5/30(火) 埼玉西武 ○3-1 先発 8 4 1 1 0
6/06(火) 東北楽天 ●1-4 先発 8 7 4 4 2
6/13(火) オリックス ●0-2 先発 8 4 2 1 0
6/29(木) 中日 ○8-0 先発 7 5 0 0 0
7/06(木) 広島 ●0-4 先発 7 5 3 3 0
7/13(木) DeNA ●0-4 先発 6 7 3 3 1
7/28(金) 広島 ○7-2 先発 7 5 2 2 1
8/04(金) DeNA ○5-2 先発 6 6 2 2 1
8/11(金) ヤクルト ○2-1 先発 7 3 1 1 3
8/18(金) DeNA ●1-2 先発 6 3 1 1 0
8/25(金) 巨人 ○8-1 先発 6 3 1 0 2
9/01(金) ヤクルト ○4-2 先発 7 3 0 0 0
9/08(金) 広島 ○4-1 先発 7 1/3 6 1 1 0
9/17(日) DeNA ●0-1 先発 6 5 0 0 0

与四球が少なく安定感のあるピッチングを続けてますね。
交流戦までは火曜日の男として6連戦の頭を担っていましたが、ローテ変更で木曜先発に変わりました。

 

オールスター後は3連戦の頭となる金曜先発に回っています。

 

村上頌樹の一軍成績(2021年シーズン)

1年目に1軍で2試合先発したときの成績がこちら。

日付 相手 チーム 登板 勝敗 投球回 被安打 失点 自責点 与四球
5/30(日) 埼玉西武 先発 2 1/3 3 5 5 3
8/28(土) 広島東洋 先発 3 6 5 5 2

いずれも早い回で失点して降板しています。
ここから這い上がってきたんですね。

 

村上頌樹のウエスタンでの成績

登板数 投球回 被安打 与四球 防御率
2021 17 10 1 84 2/3 73 23 2.23
2022 17 7 3 93 1/3 85 23 3.09

二軍では無双していたというイメージがありますが、成績を見ると防御率は2.23(2021年)、3.09(2022年)と飛び抜けているわけではありません。

 

また、投球回÷与四球で計算すると4イニングに1個の四球を与えていて、2023年シーズンの1軍成績(11イニングに1個の与四球)よりも良くありません。

 

二軍で経験を積んで、2023年に一軍で花開いたという感じですね。

 

阪神村上のドラフト同期生

村上は2020年のドラフト5位で阪神に入団しました。この年の阪神は神ドラフトと呼ばれる当たり年で、1位佐藤 輝明、2位伊藤 将司、6位中野 拓夢、育成1位石井 大智と現在一軍で活躍している選手が大量に入っています。

 

村上と同じ大卒投手で、この年に他球団に指名された選手にはこんな選手がいます。

阪神5位 村上 頌樹 東洋大
巨人1位 平内 龍太 亜大
ロッテ1位 鈴木 昭汰 法大
楽天1位 早川 隆久 早大
DeNA1位 入江 大生 明大
日本ハム1位 伊藤 大海 苫小牧駒大
ヤクルト1位 木沢 尚文 慶大
巨人2位 山崎 伊織 東海大
中日2位 森 博人 日体大
楽天2位 高田 孝一 法大
広島2位 森浦 大輔 天理大
ヤクルト2位 山野 太一 東北福祉大
広島3位 大道 温貴 八戸学院大
阪神3位 佐藤 蓮 上武大
楽天4位 内間 拓馬 亜大
オリックス4位 中川 颯 立大

同期のドラ1に負けてない村上の活躍っぷりがうれしくなってきますね。

 

ちなみに、大卒ではないですが、この3人も村上とドラフト同期です。

阪神5位 村上 頌樹 東洋大
中日1位 高橋 宏斗

中京大中京高

オリックス1位 山下 舜平大

福岡大大濠高

広島1位 栗林 良吏

トヨタ自動車

この3名と並べても村上様も名前負けしてないですね。なにせ、神様ですから。