お酒でも呑みながら優勝シーズンをふり返りましょう。
優勝したのであたり前といえばあたり前ですが、チーム総得失点差の推移は阪神がぶっちぎり。
きれいな右肩上がりのグラフになってますね。
90試合を超えたあたり(7月下旬頃)から他チームを突き放しています。
8月3日から13日にかけての10連勝でアレを手繰り寄せましたね。
こちらはシーズン当初から着実に積み上げてきました。
野手はセ・リーグのどの球団よりも四球を獲得し、投手はどの球団よりも四球を与えない。
そら、強いわ。そら、勝つわ。そら、そうよ。
獲得四球 | 与四球 | 差 | |
---|---|---|---|
阪神 | 452 | 277 | 175 |
ヤクルト | 406 | 350 | 56 |
DeNA | 321 | 328 | -7 |
広島 | 324 | 361 | -37 |
巨人 | 314 | 373 | -59 |
中日 | 273 | 387 | -114 |
獲得四球 | 与四球 | 差 | |
---|---|---|---|
阪神 | 358 | 288 | 70 |
ヤクルト | 442 | 390 | 52 |
巨人 | 429 | 414 | 15 |
DeNA | 351 | 408 | -57 |
中日 | 323 | 393 | -70 |
広島 | 327 | 407 | -80 |
昨シーズン(2022年)も獲得四球と与四球の差は阪神が最もプラスだったんですね。
投手陣の与四球はセ・リーグ最少。ただ、獲得四球はセ・リーグ3番目でした。
それが、今季は獲得四球が大幅増。
優勝を決めた128試合目までで、すでに昨シーズンのどの球団よりも獲得四球が多くなっています。
昨シーズン、143試合でヤクルトが獲得したセ最多の四球442個を今季のタイガースは124試合目で超えました!
そら、点が入るわ。そら、勝つわ。そら、そうよ。
守りの野球を標榜する岡田阪神が昨シーズンから変わったのは併殺数でした。
昨シーズンに阪神守備陣が取った併殺数は117個でセ・リーグ3位(1位ヤクルト143、2位巨人125)。
それが今シーズンは阪神が優勝を決めた128試合消化時点で比べると116個の阪神がトップ!
しかも、シーズンが深まるごとにセ・リーグ6球団の中での併殺数の順位が上がってました。
試合数 | 阪神 | 順位 | 広島 | DeNA | 巨人 | ヤクルト | 中日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | 4 | 6 | 7 | 7 | 8 | 8 | 10 |
20 | 12 | 6 | 16 | 16 | 15 | 21 | 16 |
30 | 17 | 6 | 25 | 27 | 32 | 28 | 27 |
40 | 31 | 6 | 34 | 34 | 39 | 33 | 36 |
50 | 38 | 6 | 42 | 39 | 53 | 43 | 45 |
60 | 47 | 6 | 50 | 49 | 58 | 53 | 49 |
70 | 54 | 5 | 57 | 53 | 69 | 62 | 57 |
80 | 65 | 4 | 60 | 62 | 84 | 74 | 66 |
90 | 77 | 3 | 66 | 69 | 91 | 81 | 75 |
100 | 86 | 2 | 76 | 76 | 100 | 85 | 83 |
110 | 96 | 2 | 85 | 85 | 101 | 90 | 94 |
120 | 106 | 2 | 93 | 93 | 107 | 99 | 96 |
128 | 116 | 1 | 101 | 103 | 110 | 106 | 101 |
順位は阪神の併殺獲得数のセ・リーグ内での順位(多い順)
順位が6→5→4→3→2→1って、こんなにわかりやすく上がることってある?
「チームが成長している」ってことだよね。
これは岡田監督-平田ヘッドの二遊間コンビも満足できるんじゃないでしょうか。
観戦してても、「キッチリ併殺が取れてる」のがわかるもんね。
守備の指標だと、どうしても失策数をチェックしてしまうけど、打球に追いついてのエラーもあるからね。
取るべきアウトを確実に取る。凡事徹底を貫いた岡田阪神の強さの秘密でしょう。
そら、そうよ!