レフトのスタメン出場回数別にグラフ化。2020年はコロナの影響で120試合制。
阪神の歴代レフトレギュラーは2014年以降マートン→高山(2016〜)→福留(2017〜)→サンズ(2020〜)→ロハスJr(2022)となり、昨シーズン(2023)はノイジーが143試合中121試合でスタメン出場しました。
岡田監督の方針によるものですが、かなり固定されて使われましたね。
阪神のレフトだとマートンのときぐらいの固定っぷり。
12球団で比べてみても昨シーズンで一番固定されていたのが阪神のノイジーでした。
阪神の歴代レフトで忘れてはならないのは金本アニキですが、金本が阪神で連続出場を続けていたのは移籍してきた2003シーズンから2011年4月15日まで。優勝した2005年はレフトでフル出場して、打率.327、本塁打40本、125打点を記録しています。
広島の西川やDeNAの佐野、ソフトバンクの近藤よりもレフトと言えばノイジーだったんですね。
ここまで固定だったとは驚き。
で、今シーズン(2024)はどうなるのか?
今シーズンの阪神のレフトレギュラー候補となるのはノイジー、ミエセスの両外国人に小野寺、島田、野口、井上あたりですかね。ライトが森下で固定となると、前川が加わることもあるかもしれません。
今シーズンのレフト候補の昨シーズンの一軍成績を調べてみました。
打席(試合) | 安打 | 四球 | 本塁打 | 打点 | 打率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ノイジー | 516(133) | 114 | 36 | 9 | 56 | .240 |
ミエセス | 143(60) | 28 | 14 | 5 | 16 | .222 |
島田 | 121(101) | 16 | 7 | 1 | 6 | .145 |
前川 | 107(33) | 24 | 9 | 0 | 7 | .255 |
小野寺 | 83(43) | 26 | 7 | 0 | 11 | .347 |
井上 | 37(13) | 8 | 2 | 0 | 7 | .229 |
打席数順。成績はレフト以外で出場したものも含む。
こうしてみると小野寺は打席数が少ない割に安打、打点でいい数字を残してますね。
打率もこの中では唯一の3割超え。年齢的にもことしの3月で26歳とまだまだ伸びしろも見込めます。
育成から這い上がってきただけに応援したくなる選手。
秋季キャンプでも岡田監督から始動を受けていたようで、今シーズンに期待です。
育成から這い上がった選手がレギュラーをつかみとるのを観るのもイイですが、やせたミエセスが大ブレイクしてレギュラーに定着してくれたら、阪神ファンとしてこんなうれしいことはありません。
写真レベルでの確認ですが、やせてるみたいなんですよね。
ミエちゃんが。なんか「魔人ブウ」みたいで…。
来日、キャンプ、紅白戦、オープン戦と一気に楽しみが増えてきました。
昨シーズンに2軍でブレークしたのは育成の野口恭佑です。すでに支配下登録も勝ち取りましたね。
ことしが大卒2年目なので森下と同じ。レフト野口、ライト森下という右の強打者大卒2年目コンビが固定できれば黄金期到来間違いなし。コチラも楽しみで仕方ありません。
打席(試合) | 安打 | 四球 | 本塁打 | 打点 | 打率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
井上 | 376(94) | 79 | 27 | 11 | 48 |
.234 |
野口 | 214(67) | 60 | 11 | 6 | 18 |
.303 |
小野寺 | 166(38) | 43 | 22 | 3 | 22 |
.305 |
前川 | 138(39) | 40 | 11 | 2 | 17 |
.320 |
ミエセス | 51(16) | 14 | 7 | 2 | 7 |
.318 |
打席数順。成績はレフト以外で出場したものも含む。
ほかにもバットを立てて取り組む実績十分のノイジーもいますし、井上の巻き返しだって。
暗黒期ならココに挙げたひとりでもいれば、希望の星として、その一人にすがるしかなかったんだけど、黄金期はちがうね。ブレイク候補の切磋琢磨。こんなタイガースが見たかった!
今期も楽しませてもらいましょう。