サトテル3年目の進化(本塁打、打点でキャリアハイなるか?)

サトテル3年目の進化(本塁打、打点でキャリアハイなるか?)

佐藤輝明の成績を1、2年目と比較

この記事を書いている途中(25日の中日戦)で22本目が飛び出しました。

サトテル3年目のシーズン残り7試合(9月24日終了時点)での成績がこちら。

2023年 2022年 2021年
本塁打 21 20 24
打点 85 84 64
打率 .255 .264 .238
出塁率 .337 .328 .284
四球 54 51 25
三振 134 137 173

すでに打点四球ではキャリアハイを達成。
なんだかんだ言われてますが、出塁率もアップしてますし、ちゃんと成長してます。

 

佐藤輝明の年間ホームラン数24本→20本→3年目は?

2023年は佐藤輝明にとって3年目のシーズンになります。
岡田監督に代わって、守備位置は三塁固定。あとは打つだけ。

 

1年目、2年目と比較して成績はどうなのか?くらべてました。

 

佐藤輝の年間ホームランペース

 

3年目のサトテルの年間本塁打ペースは、シーズン前半は伸び悩んでいたものの後半になって上昇
すでに2年目の本数(20本)を超え、1年目の24本に迫るところまで来ました。

 

シーズン後半に本塁打が出るというのは、1-2年目になかった特徴です。

 

佐藤輝の年間打点ペース

 

打点は2軍落ちしていた時期(試合数70前後)に1,2年目との差が開きましたが、1軍復帰後に上昇。
すでに2年目の84打点を超え、キャリアハイを達成しました。

 

佐藤輝の年間四球ペース

 

チームの方針もあるのでしょうが、四球が一年目、二年目よりも大幅アップしています。
ボール球を振ってるイメージがりますが、選べるようにもなってきてます(三振も減少)。

歴代の大卒野手と比較(2年目までの本塁打、打点、安打数)

佐藤輝明2年目のシーズン本塁打数は20本でした。
1年目の24本からダウンしたものの「左打者で新人から2年連続で20号を記録」したのはプロ野球史上初の快挙!

 

「左打者で」って限定されちゃうのが、スゴさをわからなくさせてるんですよね。
実際、佐藤輝明の成績はどのぐらいすごいのか?

 

本塁打だけでなく打点、安打数も含めて歴代の大卒野手(名選手)と比較してみました。

 

本塁打と打点で岡田監督を上回る

3年目まで(佐藤のみ2年目まで)の1軍通算本塁打数をグラフにしたのがこちら。

主な歴代大卒野手の通算本塁打数

 

2年目までの通算本塁打数では、他球団のホームランアーチスト 吉田正尚(オ)、柳田悠岐(ソ)、山川穂高(西)らを上回り、岡田監督の現役時代も越えています。

岡田監督の現役時代はシーズン130試合で岡田監督は1年目108試合、2年目130試合(全試合)に出場。佐藤輝明選手の1,2年目はシーズン143試合で1年目126試合、2年目143試合(全試合)に出場しての数字です。

 

ただ、巨人勢は越えられず。2年目までだと、原辰徳(巨)22本→33本で55本。高橋由伸(巨)19本→34本で53本で、巨人の2人が佐藤輝明の24本→20本を上回っています。

 

3年目で佐藤がこの2人を抜くには、3年目に44本で原超え、37本で高橋由伸超えとなります。いい目標になりそうな数字ですね。期待しましょう!

 

主な歴代大卒野手の通算打点

打点で比較したのはコチラ。

 

ここでも巨人の2人には届かないものの阿部慎之助(巨)、井口資仁(ダ)、松田宣浩(ソ)など他球団の選手を上回っています。ドラフト時に「佐藤輝明は素材型」とも言われていたことを思うと、十分いい成績ですよね。

 

主な歴代大卒野手の通算安打数

安打数での比較がコチラ。

 

ここは岡田監督が「意地を見せ?」佐藤を上回りました(そもそもシーズン試合数がちがいますけどね)。
岡田彰布(神)109本→140本で249本、佐藤輝明(神)101本→143本で245本です。

 

ただ、佐藤輝明の安打数もなかなか。
鳥谷、今岡、大山を上回っています。やりますね〜、サトテル!

 

あとは3年目のさらなる進化に期待しましょう。

 

選手別記事


一年目(2021年)の佐藤輝明ホームラン数

佐藤輝明の一年目の本塁打数は24本でした。

 

阪神の新人歴代最多は更新するも、新人(大卒)の歴代最多(村田25本)は更新できず。
前半戦はいいペースだったのですが、後半戦に早めの2年目のジンクスが来た感じでしたね。

 

プロ野球の年間本塁打記録

本塁打数 記録 選手名 球団 達成年
60本 シーズン歴代最多 バレンティン ヤクルト 2013年
54本 阪神の選手での歴代最多 バース 阪神 1985年
48本 阪神の日本人選手での歴代最多 掛布雅之 阪神 1979年
31本 新人の歴代最多 桑田武 大洋 1959年
31本 新人の歴代最多 清原和博 西武 1986年
25本 新人(大卒)の歴代最多 村田修一 横浜 2003年
22本 阪神の新人の歴代最多 田淵幸一 阪神 1969年

 

佐藤輝の本塁打数を大山、岡本(巨)、村上(ヤ)と比較

2021年シーズンの本塁打ペースを大山、岡本(巨)、村上(ヤ)と比較してみました。
縦軸が本塁打数、横軸がチームチーム試合数です(欠場した試合はプロットなし)。
阪神 佐藤の2021年本塁打ペース

 

60試合ぐらいまでは岡本や村上と同じペースだったんですね。
(交流戦が終了する頃が60試合にあたります)

 

2021年シーズンは143試合ありましたが、半分が終了した71試合時点で佐藤輝明のホームランは19本。
最終的にシーズン24本だったので、後半戦は5本でした。