2020年阪神の神ドラフトっぷりをグラフにしてみた

2020年阪神の神ドラフトをグラフにするとこうなる

指名選手総年俸の変化で神ドラフトっぷりがわかる

阪神の2020年ドラフトが神がかってることはアチコチで言われてますよね。
1位佐藤輝明、2位伊藤将司、5位村上頌樹、6位中野拓夢、8位石井大智と2023年の優勝に貢献した主力だらけ。

 

なんとか、このスゴさを表現できないかと考えて、グラフを作ってみました。2020年のドラフトで指名された選手の年俸を球団ごとに合計して初年度と3年経過した4年目(2024年)で比較するとどうなるか?

 

12球団支配下指名選手を対象に計算してみました。

計算に使用した年俸はいずれも推定です。

 

阪神は8倍超(2020年ドラフト選手総年俸の変化)


2020年ドラフト指名(支配下)選手の1年目総年俸が3年経過した4年目シーズンで何倍になったかを球団別に計算して比較したグラフがコレ。阪神が突き抜けちゃってますね。

 

3シーズン終わっただけで8倍を超えてるのが阪神
複数の選手が活躍していないと、こうはなりません。

 

を指名したDeNAも他の球団と比べると抜けているのですが、そのさらに上が阪神タイガースなんですよね。
選手別でも阪神勢が上位独占です。

 

2020年ドラフト指名選手初年度→来期年俸の上昇トップ5

18.75倍 中野拓夢 阪神6位 800→15000万円
17.69倍 牧秀悟 DeNA2位 1300→23000万円
12.31倍 伊藤将司 阪神2位 1300→16000万円
9.38倍 佐藤輝明 阪神1位 1600→15000万円
9.31倍 村上頌樹 阪神5位 720→6700万円

 

6番目に高いのは伊藤大海(日本ハム1位)で7.33倍(1500→11000万円)。7番目が阪神8位の石井大智で7.27倍(550→4000万円)と上位7名中5名が阪神の選手という神指名っぷりです。

 

いやぁ〜、気分がいい。
やっぱり黄金期をつくるのはドラフトだね。

 

 

以下は2023年までの年俸で比較したときの記事です。

 

2020年ドラフト指名選手(支配下)の球団別総年俸の変化

2021年 2022年 2023年 増加分 指名人数 ドラフト1位
阪神 7250 16070 27500 20250 8 佐藤輝明
DeNA 5210 10930 18880 13670 6 入江大生
広島 5350 10500 16900 11550 6 栗林良吏
日本ハム 5380 8110 14710 9330 6 伊藤大海
ヤクルト 5080 5610 8780 3700 6 木澤尚文
オリックス 4080 4280 7300 3220 6 山下舜平大
中日 5340 4990 8335 2995 6 橋宏斗
巨人 6420 6140 9390 2970 7 平内龍太
楽天 5690 7570 7150 1460 6 早川隆久
西武 5830 7450 7220 1390 7 渡部健人
ロッテ 4620 5720 5520 900 5 鈴木昭汰
ソフトバンク 3130 3130 3240 110 5 井上朋也

単位は万円。増加分は2023年から2021年を引いた数値(万円)。金額はいずれも推定。

阪神は12球団一多い8名指名したことで一年目の指名選手の年俸合計が7250万円と最も高くなりましたが、3年目のシーズンで2億7500万円と2億円超の増額。これはそれだけ選手が活躍したってことですよね。

 

DeNAは牧秀悟(2位)、広島は栗林良吏(1位)が活躍したことで金額を上げていますが、阪神は佐藤輝明だけじゃないんでね。伊藤将司(2位)も中野拓夢(6位)もいるんでね。

 

2020年ドラフト指名選手(支配下)の年俸が何倍になった?

2021→2023年で年俸が5倍以上になった選手、2021→2023年で年俸が2倍以上になった選手。

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位
阪神 佐藤輝明 伊藤将司 佐藤蓮 榮枝裕貴 村上頌樹 中野拓夢 寺望夢 石井大智
DeNA 入江大生 牧秀悟 松本隆之介 小深田大地 池谷蒼大 田琢登
広島 栗林良吏 森浦大輔 大道温貴 小林樹斗 行木俊 矢野雅哉
日本ハム 伊藤大海 五十幡亮汰 古川裕大 細川凌平 根本悠楓 今川優馬
オリックス 山下舜平大 元謙太 来田涼斗 中川颯 中川拓真 阿部翔太
ヤクルト 木澤尚文 山野太一 内山壮真 元山飛優 並木秀尊 嘉手苅浩太
中日 橋宏斗 森博人 土田龍空 福島章太 加藤翼 三好大倫
巨人 平内龍太 山ア伊織 中山礼都 伊藤優輔 秋広優人 山本一輝 萩原哲
楽天 早川隆久 高田孝一 藤井聖 内間拓馬 入江大樹 内星龍
西武 渡部健人 佐々木健 山村崇嘉 若林楽人 大曲錬 ブランドン 仲三河優太
ロッテ 鈴木昭汰 中森俊介 小川龍成 河村説人 西川僚祐
ソフトバンク 井上朋也 笹川吉康 牧原巧汰 川原田純平 田上奏大

 

2021年→2023年の年俸を比較すると、阪神は佐藤輝明5.31倍伊藤将司6.15倍中野拓夢8.75倍と5倍以上が3人もいて、石井大智2.27倍となってます。

 

何倍になったかを指名選手(支配下)の合計年俸で計算してグラフにしたのがこちら。

 

【グラフ】2020年ドラフト指名選手の合計年俸が何倍になったか?

2020年ドラフト指名選手(支配下)の2021年合計年俸が2023年に何倍になったか

 

阪神がトップ!ですが、DeNAとあまり差がない…。
DeNAは支配下指名が6名で、牧秀悟9.23倍入江大生2.81倍のため全体でもこの数字になるんですね。

 

阪神にはココから村上様が降臨する

ここまでの数字は2023年の年俸でのものです。
2023年の年俸は2022年までの成績をもとに2022年オフに決められたものですよね。

 

そうなんです。
阪神にまだ村上様が降臨する前の数字なんです。

 

村上の年俸は720→750→750万円。で、村上様が降臨して以降の年俸がどうなるのか。村上様だけじゃありません、2023年優勝に大きく貢献した佐藤輝、伊藤将、中野、石井大だって昇給間違いなし。

 

どんだけ上がるの?
上のグラフの2024年版はどうなるの?もう…横軸足りる?グラフに入りきる?

 

こんなに他人の昇給が楽しみなことはないですね。
アレのおかげで、オフも楽しめる。まだ優勝の余韻に浸ってます。