阪神が前回優勝した2005年は東北楽天ゴールデンイーグルスが初のシーズンを迎えた年で、日本プロ野球初のセ・パ交流戦が行われた年でした。
阪神は前年(2004年)のドラフトで能見篤史、岡ア太一を自由獲得枠で指名。この年のドラフトでは、ダルビッシュ有(日本ハム)、涌井秀章(西武)も指名されました。
2004年のシーズン中に海外FA権を取得した藪恵壹は、オークランド・アスレチックスへの入団が1月に決まりました。
2005年の阪神では、どんな選手が活躍していたのか振り返ってみました。
2005年シーズン開幕戦と優勝が決まった試合(9月29日の巨人戦)での阪神のスタメンがこちら。
開幕戦(4/1) | 優勝決定時(9/29) | |||
---|---|---|---|---|
1番 | (中) | 赤星 | (中) | 赤星 |
2番 | (二) | 藤本 | (遊) | 鳥谷 |
3番 | (一) | シーツ | (一) | シーツ |
4番 | (左) | 金本 | (左) | 金本 |
5番 | (三) | 今岡 | (三) | 今岡 |
6番 | (右) | スペンサー | (右) | スペンサー |
7番 | (遊) | 鳥谷 | (捕) | 矢野 |
8番 | (捕) | 矢野 | (二) | 関本 |
9番 | (投) | 井川 | (投) | 下柳 |
懐かしいメンバーですね。矢野監督、金本元監督がバリバリのレギュラーで出場。
鳥谷は2003年のドラフトで指名されたので、このシーズンが2年目でした。
4月1日の開幕戦はヤクルト相手に1-6で敗戦。
井川が負け投手になっています。
投手の成績はこちら。
開幕戦(4/1) | 優勝決定時(9/29) | ||||
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投手 | 投球回 | 自責点 | 投手 | 投球回 | 自責点 |
井川 | 8 | 5 | 下柳 | 6 | 0 |
橋本 | 1 | 0 | 藤川 | 1 | 0 |
ウィリアムス | 1 | 0 | |||
久保田 | 1 | 1 |
優勝を決めた9月29日の巨人戦ではJFKがそろい踏みで5-1で勝利しました。
2005年は開幕戦にスタメンで出た選手がシーズンを通して出続けました。
主な選手のシーズン成績はこちら。
開幕打順 | 選手 | 試合数 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1番 | 赤星 | 145 | .316 | 1 | 38 | 60 |
2番 | 藤本 | 119 | .249 | 1 | 36 | 3 |
3番 | シーツ | 137 | .289 | 19 | 85 | 1 |
4番 | 金本 | 146 | .327 | 40 | 125 | 3 |
5番 | 今岡 | 146 | .279 | 29 | 147 | 1 |
6番 | スペンサー | 108 | .243 | 9 | 33 | 0 |
7番 | 鳥谷 | 146 | .278 | 9 | 52 | 5 |
8番 | 矢野 | 138 | .271 | 19 | 71 | 1 |
代打 | 関本 | 97 | .297 | 0 | 24 | 1 |
桧山 | 119 | .278 | 8 | 40 | 1 | |
濱中 | 78 | .284 | 1 | 20 | 0 |
赤星の60盗塁と金本の40本塁打が突出した数字ですね。
2人は打率も.316(赤星)と.327(金本)で3割超え。
1番と4番がコレだけの数字を残してくれると勝ち星も増えますよね。
5番今岡の147打点と8番矢野の71打点もしっかり点を取っている証です。
こうしてみると優勝には、やはり1番と4番がカギですね。
近本と佐藤or大山。生え抜きドラ1の2人がタイガース黄金期をつくってくれるでしょう!