ドラフト6位からの成り上がり岩崎の成績を他球団のドラフト同期と比較

「無冠の帝王」岩崎優が初タイトル獲得のチャンス

2023年「セーブ王」は岩崎、マルティネス、田口の争い

岩崎最多セーブのタイトルを獲るチャンスが来ています。

 

獲得すれば、岩崎にとって初タイトルなんですね。
最優秀中継ぎ(最多ホールドポイントの投手が受賞)を取っているかと思ってましたが、ちがいました。

投手部門のタイトルは7つ

ベストナインなどを除いた投手部門のタイトルは7つ。最優秀防御率、勝率第一位、最多勝利、最多セーブ、最優秀中継ぎ(最多ホールドポイント)、最多三振奪取、沢村賞です。

 

9月16日(土)終了時点でのセーブ数ベスト3(セ・リーグ)。
1位 岩崎(阪神) 32セーブ 残り13試合
1位 マルティネス(中日) 32セーブ 残り13試合
1位 田口(ヤクルト) 32セーブ 残り11試合

岩崎、マルティネス、田口が32セーブで並ぶデッドヒート中です。
残り試合は、岩崎とマルティネスが13試合、田口が11試合。

 

仮にタイトルを獲れなかったとしても、ことしの岩崎の活躍が色あせるわけではありませんが、初タイトルを獲得してヨコにも報告してほしいですね。

ドラフト6位からの成り上がり岩崎の成績を同期と比較

 

岩崎優は2013年のドラフト6位で阪神に入団しました。このときの阪神1位は岩貞祐太。岩崎は亜細亜大、岩貞は横浜商大でともに大卒投手でした。

 

ドラフト同期の大卒投手には、広島の大瀬良大地やヤクルトの杉浦稔大もいて、こちらはともにドラフト1位。広島の2位も大卒の九里亜蓮でした。

 

ほかにもドラフト同期の投手(高卒、社会人卒含め)がいるので、2022年シーズン終了までの成績を一覧で比較してみました。6位と評価が低かった岩崎ですが、成績では何人もの同期を上回っています。

岩崎とドラフト同期投手の成績(2022年までの通算)

選手名

ドラフト順位

登板数

セーブ

HP

石川歩 ロ1位 192 76 65 0 5
加治屋蓮 ソ1位 158 8 8 0 53
柿田裕太 De1位
岩貞祐太 阪1位 222 39 42 0 42
杉浦稔大 ヤ1位 139 25 26 29 5
大瀬良大地 広1位 228 75 53 2 29
松井裕樹 楽1位 442 23 43 197 84
鈴木翔太 中1位 24 5 5 0 0
森唯斗 ソ2位 464 23 24 127 128
又吉克樹 中2位 431 44 29 11 198
平田真吾 De2位 227 7 7 1 36
浦野博司 日2位 101 18 13 7 19
東明大貴 オ2位 94 18 30 0 2
九里亜蓮 広2位 211 56 49 0 13
秋吉亮 ヤ3位 381 20 24 71 98
田口麗斗 巨3位 240 42 47 4 43
祖父江大輔 中5位 418 14 22 12 132
平良拳太郎 巨5位 49 15 19 0 0
岩崎優 阪6位 383 28 35 31 137

成績トップ3

HPはホールドポイント

 

岩崎とドラフト同期の投手

阪神と縁のある選手が2名も他球団のドラフト1位にいました。ソフトバンク1位の加治屋蓮と中日1位の鈴木翔太です。鈴木は育成のまま退団となりましたが、加治屋は同僚となっていますね。

 

また、岩崎と同じリリーフとして活躍している選手には森唯斗松井裕樹又吉克樹秋吉亮らがいます。いずれもドラフト順位は岩崎より上ですが、岩崎も彼らに匹敵する成績を挙げています。

 

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