
各チームの先発投手の登板数と勝ち星(いずれも先発投手としてのもの)を比較してみました。左上→右上→左2段目→で先発登板数が多い順に並べているので、左側が表ローテ、右側が裏ローテのようになっています。
棒グラフの上が先発登板数、下が先発での勝利数
あらためて見るとヤクルトは先発で10勝以上した投手がいないんですね。
反対に2人いるのがDeNA(大貫、今永)と巨人(戸郷、菅野)。
ただ、巨人は3番手以降の勝ち星がガクッと下がっています。
阪神はというと、3番手(青柳、西勇、伊藤)までが登板数、勝ち星とも優秀。
来期は先発登板数が4番目と5番目に多かったガンケルとウィルカーソンの退団が決定。
西勇もFAでどうなるかわからないだけに、意外と先発が足りない?んですかね。
才木、西純、秋山に桐敷、森木と候補はいますが、年間通してローテで回ったことがあるのは秋山だけですからね。不安…。ただ、ほかの5球団も先発4番手以降は苦労してます。
才木、西純の年完投しての活躍と秋山の復活に期待しましょう。
セ・リーグ6球団の先発投手事情を調べてみました。2021年シーズンでの各球団の先発回数が多かった6人について、その先発試合数とシーズンでの投球イニング数をグラフにしたのが下記。
先発回数が同じ場合は投球イニング数が多い投手を表示。
2021年のセ・リーグ覇者ヤクルトは先発投手陣はあまり充実していません。
村上、山田を中心とした打撃陣と中継ぎ陣の活躍で優勝したんですね。
阪神は先発投手陣が充実。3番手までは先発の軸がしっかりしている中日や広島と同じぐらいですが、先発4番手、5番手となると阪神が頭一つ抜けています。
ここにいるのが、伊藤将司とガンケルです。
ルーキーの伊藤将司がココに入っているのが大きいですよね。
2人とも他球団なら先発3番手までに入ってくる数字ですし、伊藤将司は優勝したヤクルトの1番手小川泰弘よりも先発回数、投球回数とも上回っています。
ただ、阪神の弱点は先発6番手。
先発試合数が他の5球団と比較して一気に下がります。
7試合のアルカンタラですが、7試合で先発した投手が阪神にはもう一人います。
隠れエースの高橋遥人です(シーズン投球回数がアルカンタラより少なかったので表に入らず)。
「シーズン通して働いてくれれば…」。
高橋遥人に毎シーズンのように言われる言葉ですが、せめてシーズンの3分の2だけでも…。
ちなみに、2021年の各チームの開幕投手はコチラ。
開幕投手の中で上の表に入っていないのは阪神の藤浪だけです。
(シーズン成績としてチームの先発6番手までに入らなかったのが藤浪のみ)
2022年はセ・リーグで最も充実している先発陣に藤浪が入り込めるか。
ただ、先発6番手のイスは阪神でも空いてます。
6番手に入るのは晋太郎か遥人か?
5番手までに入れ替えがあるのか?
いずれにしても、「先発投手」に関しては阪神は間違いなく投手大国です。
(中継ぎ、抑えが不安だけど…)
2022年シーズンの開幕を楽しみに待ちましょう!