チーム防御率と与死球の相関図から見る阪神投手陣の優秀さ

チーム防御率と与死球の相関図から見る阪神投手陣の優秀さ

チーム防御率が低く与死球も少ない阪神投手陣

2011年から2020年までの10シーズンを対象にセ・リーグ各チームのチーム防御率と与死球を相関図にしてみました。

 

チーム防御率と与死球の相関図(2011年〜2020年)

チーム防御率と与死球

 

グラフの横軸与死球
右に行くほど与死球が多い(デッドボールをあてている)球団になります。

 

グラフの縦軸防御率
上に行くほど防御率が低い球団です。

 

セ・リーグ各球団の2011年〜2020年の数値をプロットしたのが上の図です。
左上与死球が少なく、防御率も低いので優秀な投手陣となります。

 

与死球50個以下、防御率3.50以下の回数

この優秀ゾーンの左上4分の1にあたる与死球50個以下かつ防御率3.50以下の回数を球団別にカウントするとこうなります。

  1. 阪神…6回
  2. 巨人…5回
  3. 広島…4回
  4. 中日…2回
  5. ヤクルト…1回
  6. DeNA…0回(2011年は横浜)

最も優秀ゾーンに入っているのが阪神タイガースなんですね。
これは誇らしい!

 

阪神の防御率がいいのはデッドボールをあてて相手に恐怖心を与えているからだ」なんて説がガセネタであることがわかります。阪神は与死球も少ないんです!

 

ちなみに、グラフの右下にひとつだけ離れている点は2016年のヤクルト。
このシーズンはチーム防御率4.21、与死球75個という成績でした。

 

お人好し投手陣のDeNA

グラフの左下にあたる「与死球が少なく、防御率が悪い」ゾーンに最も入っているのはDeNA
紳士的に打たれている投手陣とも言えます。

 

与死球50個以下かつ防御率3.51以上の回数がDeNA(2010年は横浜)は過去10シーズン中9回。残りの1回も2012年に与死球54個と少しオーバーしただけです。

 

阪神としては「横浜銀行」さんには毎シーズン多くの貯金をさせていただきお世話になっているので、ここはこのままであってほしいですね。

 

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