
岡田監督が阪神の監督としての歴代勝利数単独1位となりました。
監督 | 勝利数 | 敗戦数 | 引き分け数 | 勝率 | リーグ優勝 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 岡田彰布 | 515 | 396 | 28 | .565 | 2005,2023 |
2位 | 藤本定義 | 514 | 424 | 24 | .548 | 1962,1963 |
3位 | 吉田義男 | 484 | 511 | 56 | .486 | 1985 |
4位 | 松木謙治郎 | 460 | 352 | 12 | .567 | |
5位 | 中村勝広 | 338 | 442 | 4 | .433 |
流石ですね。リーグ優勝2回で日本一も達成。勝率で見ても優秀です。
ただ、今シーズンは苦しい時期もあり、岡田監督バッシングが目立ち始めてますよね。
コーチや選手のせいにばかりしてるとか、もはや老害とか。
そんな批判はナンセンス。
阪神という球団がわかってないなぁ〜としか言えませんね。
岡田監督バッシングで「勝てば自分の手柄、負ければコーチや選手のせい」にすると言われますが、それのナニが悪いんでしょうか?
まず、「勝てば自分の手柄」とはいっても、ホメるべき選手はちゃんとホメてます。
『才木様さまや』『才木で連敗止めたの何度目や』『むける皮もないやろ』と才木はべた褒め。
ちゃんとほめてますよね。
自分の手柄になんかしてません。
「勝てば自分の手柄」のように言っているときは、そこまで選手が活躍してないとき。
1試合の活躍ぐらいで喜んでほしくないとき。
ちょっと活躍しただけで、ちやほやされてダメになった選手を何人も見てきてるからでしょ。
これが阪神という球団の特殊性。大スター扱いされてカン違いしちゃうんですよね。
そうならないように、ちょっと活躍したぐらいでは「自分の手柄」みたいに話してるんでしょ。選手が調子に乗らないように。監督がホメるのは才木ぐらい活躍してから。そうゆうことでしょ。
「負ければコーチや選手のせい」のように言っているのも阪神という球団の特殊性がなすもの。
まず、大前提としてチームスポーツには、イヤなことも言う嫌われ役が必要です。
ドンマイ、ドンマイと傷をなめあっているようでは、強くなれません。
勝負事である以上、ピリッとした空気が必要。
そのために、嫌われてもチームのために厳しいことをいう人が必要です。
ただ、嫌われ役=監督である必要はありません。
むしろ、鬼軍曹のようなヘッドコーチが嫌われ役で、監督は温和な方が上手くいくかもしれません。
でも、阪神はちがいます。その理由は、阪神ファン。
選手がミスしたときに阪神の監督が「使ってる俺に責任がある」なんて言ったらどうなるでしょう?
ミスした選手が阪神ファンからボロクソ言われるだけです。
言っていいとは思ってませんし、私はそんなこと言いません。ただ、現実問題として言うファンが少なからずいます。
ヘッドコーチがチーム内で選手に厳しいことを言ってもファンには伝わりません。
監督が言わないと、ファンに伝わらないんですよね。
岡田監督が「コーチや選手のせい」にすることで、ファンが選手を責めることを防ぐ。もちろん、ファンから選手への批判がゼロにはなりませんが、批判が岡田監督に向かったり、コーチに向かったりすることで、選手への批判が軽減されています。
阪神が負けた。
誰かのせいにしたいファンが一定数いるんです。
そこで、監督がいい人ぶって「使ってる俺に責任が…」なんて言ったらどうなります。
誰かのせいにしたいファンがそれで納得するとは思いません。選手に矛先を向けるだけです。
何よりも選手を守る。
そのために監督が悪者になり、その次にコーチを悪者にする。
それが岡田監督のやり方なんでしょ。
これぞ阪神タイガースの監督。
オリックス監督時代のことは詳しく知らないのですが、成績を見る限り、上手くいってないですよね。まぁ、阪神という特殊な環境の球団で通じるやり方とオリックスの監督として必要とされるやり方がちがったということ。ただ、阪神ファンとしては阪神の監督として優れていれば、それでよし。
阪神タイガース歴代監督の中で岡田監督が勝利数1位なのも納得です。
昨年、アレを達成できたのも、岡田監督だったからこそ。
そんな岡田監督で、球団初の偉業「アレンパ」を達成してほしい。
いや、岡田監督でできなかったら連覇は永遠にムリ。
だからこそ、苦しいときも岡田阪神を応援します。
「勝てば自分の手柄、負ければコーチや選手のせい」で何が悪いの?
それが、阪神の監督に必要とされるもので、そのやり方で岡田監督が一番結果を出してるんだから。
世論の岡田バッシングに流されず、岡田阪神を応援する。
それこそが、真のタイガースファンでしょ!
そらそうよ。