オールスター前まで(7月21日終了時点)で集計してみました。
2024-2023 | 2024 | 2023 | 2022 | 2021 | 2020 | |
---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | .007 | .254 | .247 | .251 | .258 | .266 |
ヤクルト | .000 | .239 | .239 | .250 | .254 | .242 |
巨人 | ▲ .014 | .238 | .252 | .242 | .242 | .255 |
中日 | ▲ .001 | .233 | .234 | .247 | .237 | .252 |
広島 | ▲ .017 | .229 | .246 | .257 | .264 | .262 |
阪神 | ▲ .022 | .225 | .247 | .243 | .247 | .246 |
2024年のみオールスター前までの数値。セ・リーグ1位、セ・リーグ6位。
阪神打線の低調さについて、「優勝した2023年が出来すぎで、今年が実力」という意見がありますが、歴代打線(2022年以降)と比べても、今年が異常な低さです。あくまで本来の力が発揮できていないという見方のほうが正解ですね。
ちなみに、過去10シーズン(2023-2014)でみて最もチーム打率が低かったのが、2023年中日と2017年ヤクルトの2割3分4厘。今季の阪神は2割2分5厘なので、これよりも低くなってます。
やはり、今季のこれまでが異常な低さなんですね。
ちなみに、今季は全体的に低い…と思ったら、DeNAは昨季よりも打率が上がってます。
そのDeNAとオールスター前で1ゲーム差、首位とも3.5ゲーム差なら、阪神は大健闘ですよね。
2024 | 2023 | 差(2024-2023) | |
---|---|---|---|
ヤクルト | 3.53 | 3.73 | ▲0.21 |
DeNA | 3.50 | 3.64 | ▲0.14 |
巨人 | 2.93 | 3.66 | ▲0.72 |
阪神 | 2.91 | 3.88 | ▲0.97 |
広島 | 2.79 | 3.45 | ▲0.66 |
中日 | 2.34 | 2.73 | ▲0.38 |
2024年はオールスター前までの数値。
チーム別の1試合平均得点を見ると、阪神は以外にもセ・リーグ4位で広島よりも上です。
ただ、これは阪神は大量点の試合が多いから…と思ったら、ちがった。
阪神と広島で得点数の多かった上位5試合を比べると、阪神は15,12,9,9,8点で合計53点、広島は14,11,9,9,8点で合計51点。平均得点にちがいが出るほどの差はありません。
2024年シーズンでオールスター前までの集計
得点が1点以下だった試合(0点か1点しか取れなかった試合)の割合を集計した結果がこちら。
阪神は点が入らねぇ〜なぁ〜、と思ってたら、中日と広島のほうが重症でした。
中日は予想できるとしても広島は意外。
ただ、両チームともチーム打率が歴史的な低さというわけではないですからね。
広島は4試合連続完封負けというのがあります(4/5〜9で中日3連戦と阪神戦)。
阪神はチーム打率が歴史的な低さでも、それなりに点が取れている(あくまで中日、広島とくらべればという話だけど)。ならば、チーム打率が上がってくれば、もっと点が入るようになる。希望の光があるね。
セ・リーグの打撃リーディング14位(打率上位14名)をチーム別に整理したのがこちら。
なぜ14位かというと、ここまで入れないと阪神の選手が誰も入ってこないから。
打率 選手(打撃順位) | |||
---|---|---|---|
ヤクルト | .315 サンタナ(1) | .282 長岡(7) | .260 オスナ(13) |
巨人 | .309 丸(2) | .268 岡本和(11) | .265 吉川(12) |
中日 | .301 細川(3) | ||
広島 | .295 小園(4) | .282 野間(6) | .268 秋山(10) |
DeNA | .286 佐野(5) | .282 宮ア(8) | .273 牧(9) |
阪神 | .248 近本(14) |
オールスター前までの成績。
セ・リーグのリーディング上位を見ると1位から5位まで5球団の選手が1名ずつ入ってます。
ココでも「混セ」状態なんですね。
「5球団の選手が…」。
予想通りですが、入ってない1球団は阪神です。近本が14位にランクイン。
規定打席に到達した選手で2割5分を超えている選手が一人もいないのが阪神です。
自慢じゃないけど、それでこの順位。こりゃ、伸びしろしかないでしょ。
2024 | 2023 | 差(2024-2023) | |
---|---|---|---|
木浪 | .204 | .267 | ▲ .063 |
大山 | .232 | .288 | ▲ .056 |
中野 | .239 | .285 | ▲ .046 |
近本 | .248 | .285 | ▲ .037 |
佐藤 | .238 | .263 | ▲ .025 |
坂本 | .211 | .226 | ▲ .015 |
森下 | .224 | .237 | ▲ .013 |
梅野 | .196 | .194 | .002 |
前川 | .267 | .255 | .012 |
2024年はオールスター前までの数値。
こちらがオールスター明けに伸びしろがある選手順に並べた結果。
去年、アレだけ打ててたんだから、ことしもできる!やれる!
去年並みまで行かなくても、前半戦よりも上積みがあればアレンパできる。
後半戦の野手陣に期待です!
阪神打線の歴代チーム打率とセ・リーグ歴代優勝チームの打率がこちら。
阪神打率 | 阪神打率順位 | 最終順位 | 優勝チーム | 優勝チーム打率 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
2024 | .225 | 6 | ||||
2023 | .247 | 3 | 優勝 | 阪神 | .247 | |
2022 | .243 | 5 | 3 | ヤクルト | .250 | |
2021 | .247 | 4 | 2 | ヤクルト | .254 | |
2020 | .246 | 5 | 2 | 巨人 | .255 | |
2019 | .251 | 4 | 3 | 巨人 | .257 | |
2018 | .253 | 5 | 6 | 広島 | .262 | |
2017 | .249 | 4 | 2 | 広島 | .273 | |
2016 | .245 | 6 | 4 | 広島 | .272 | |
2015 | .247 | 4 | 3 | ヤクルト | .257 | |
2014 | .264 | 3 | 2 | 巨人 | .257 |
2024年はオールスター前までの数値。
基本的に阪神は甲子園がホームなので投高打低なんだよね。
優勝した2023年でもチーム打率はセ・リーグ3位。
2014年以降の歴代優勝チームの中でチーム打率が2割5分を下回っていたのも阪神だけ。
バース、掛布、岡田は遠い昔話。しのいで勝つ。守り勝つ。それが阪神の野球なんですね。