
2022年シーズンでのセ・リーグ6球団のポジション別エラー数がこちら。
ヤクルト | DeNA | 阪神 | 巨人 | 広島 | 中日 | |
---|---|---|---|---|---|---|
【一塁手】 | 13 | 7 | 9 | 5 | 15 | 6 |
【二塁手】 | 5 | 13 | 11 | 16 | 7 | 7 |
【三塁手】 | 15 | 10 | 15 | 8 | 20 | 9 |
【遊撃手】 | 14 | 13 | 21 | 19 | 13 | 16 |
【外野手】 | 9 | 8 | 13 | 10 | 8 | 10 |
【捕手】 | 1 | 5 | 2 | 7 | 7 | 7 |
【投手】 | 12 | 8 | 15 | 17 | 3 | 11 |
すべてのポジションで阪神が一番多いわけではありません。
セ・リーグの中で阪神がエラーが最も多いポジションはショートと外野。
キャッチャーは優秀(想像通り)ですし、ファーストもヤクルトよりもエラーが少なく、いろいろ言われるセカンドも巨人やDeNAよりエラーが多くないんですね(これは以外)。
もちろん、記録にならないエラーもありますが、数字上ではこうなんですね。
また、エラーが多くてピッチャーがかわいそうと言われますが、ピッチャーも結構やらかしちゃってます。
岡田監督が就任して、来シーズンはこの数字がどこまで減るのか。
期待して楽しみにしておきましょう。
2020年シーズンの阪神は12球団で最もエラーの数が多くなりましたがポジション別に見ると12球団の平均よりも少ないポジションもあるんですね。
ポジション | 失策数 | 12球団平均 | 平均との差 |
---|---|---|---|
一塁手 | 15 | 7.8 | +7.2 |
二塁手 | 11 | 8.2 | +2.8 |
三塁手 | 9 | 11.5 | −2.5 |
遊撃手 | 17 | 10.8 | +6.2 |
外野手 | 13 | 9.7 | +3.3 |
捕手 | 3 | 5.5 | −2.5 |
投手 | 17 | 8.5 | +8.5 |
捕手(捕逸) | 3 | 6.6 | −3.6 |
三塁手と捕手に限れば阪神は12球団の平均よりもエラーが少ないんです。
三塁手で一番エラーが少ないのは楽天で6個(2020年シーズン、以下同)。
その次に少ないのが横浜の8個、阪神は3番目に少ない9個です。
一番多いのは広島で24個。
セ・パ優勝チームの巨人とソフトバンクも10個で阪神よりエラーが多いんですね。
やるじゃん!大山!
で、もっとスゴイのが梅野。
捕手の失策数は阪神が12球団最少の3個(ソフトバンクも3個で1位タイ)。
捕逸(パスボール)も3個で12球団最少(捕逸3個のうち2個は坂本)。
さすが!梅ちゃん!
12球団ナンバーワンのキャッチャーでしょ。
一方でエラーが多いのは一塁手、遊撃手、投手ですが、去年からの変化を見るとポジションにより「多い」の意味が変わってきます。
ポジション別の失策数をシーズンごとにまとめてみました。
ポジション | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 |
---|---|---|---|---|---|
一塁手 | 15(18) | 10 | 13 | 7 | 10 |
二塁手 | 11(13) | 7 | 15 | 9 | 18 |
三塁手 | 9(11) | 22 | 13 | 15 | 20 |
遊撃手 | 17(20) | 31 | 18 | 16 | 13 |
外野手 | 13(15) | 11 | 10 | 13 | 15 |
捕手 | 3(4) | 6 | 5 | 7 | 8 |
投手 | 17(20) | 15 | 15 | 15 | 13 |
( )は2020年の試合数を通常シーズンと同じにして換算した推計値。
こうしてみると昨シーズン(2019年)から三塁手と遊撃手の失策数が大きく減少していることがわかります。明らかに守備が上手くなってるんですよね。
サードは12球団でも少ないレベルにまで減少したけど、ショートはまだ多いというだけ。それでも昨シーズンより減ってるんですから、来シーズン以降に希望が持てます。
今シーズン(2020年)にエラーが増えたのは一塁手で15個。
内訳はボーア8個(97試合)、マルテ7個(17試合)。
ちょっ、マルテ…。
異常に多すぎるよ。本職はサードなんだろうけど。
逆に言えばココは改善余地があるところ。
来シーズンはサンズがファーストにつく予定もありますしね。
来シーズンは期待できそうです。