
2015年と2025年の阪神の支配下選手の年齢層をピラミッド形式にしたのがコチラ。
2015年は和田監督4年目のシーズンで翌年に金本監督が就任して「超変革」が始まります。
左が2015年、右が2025年。年齢は4月2日時点でのもの
35歳以上に主力がいた2015年とはガラリと構成が替わってますよね。
2015年の開幕スタメンは、1.鳥谷(33)、2.上本(28)、3.西岡(30)、4.ゴメス(30)、5.マートン(33)、6.福留(37)、7.梅野(23)、8.大和(27)、9.メッセンジャー(33)。
ここから10年。
20代中心のチーム構成に変わりましたよね。
ちなみに、当時から現役で阪神に残っているのは梅野、岩崎、岩貞、島本、植田(原口は当時育成)。
みんな好きな選手です(まぁ、阪神の選手は全員、好きだけど)
投手、野手別に整理してみるとこうなります。
2015年の阪神で規定投球回数に達したのは4名。
この年は藤浪の入団3年目シーズン。14勝7敗で完投も7試合あり、キャリアハイを記録しました。ほかに規定投球回を達成したのは、メッセ(33歳)、岩田(31歳)、能見(35歳)と30歳超トリオでした。
それが、2025年シーズンは26歳に才木と村上。ベテラン感のある大竹も29歳です。
リリーフ陣も、27歳石井、25歳桐敷、岡留に復活のかかる湯浅も25歳。
そして、シンデレラボーイ工藤も23歳。
現在の投手陣は23歳勢が8人と最も多く、刺激しあって伸びていってほしいですね。
さらに同じ高卒3年目の門別が2015年の藤浪に近づいてくれれば…。
というか、こうしてみると藤浪ってやっぱスゴかったんだね。
投手陣以上に10年前とはガラリと若返っているのが野手陣。
2015年シーズンに規定打席に達した阪神の野手は5名。
37歳の福留がチーム最多の20本塁打を記録しています。
ここから10年。
3番佐藤輝(26歳)、4番森下(24歳)、5番大山(30歳)と若きクリーンアップが実現。
さらに21歳の前川もいるという当時から思えば夢のような布陣です。
若返ったね。
セ・リーグの他球団と比べても、阪神の若さは際立ちます。
昨シーズンのセ・リーグ上位3球団の年齢ピラミッド(投手)がこちら。
DeNAのバウアーはチーム内で一番年上なんですね。
全体的に年齢層が高いのもDeNAの特徴。
阪神も若いんですが、巨人も若い。
ただ、野手陣だと巨人は年齢が高くなります。
こちらは広島も加えてみました。
昨シーズン、9月に歴史的な失速をした広島ですが、これ見ると年齢層の高い野手陣が夏バテしたことが関係してそうですね(打てなくて勝てない試合が続いてましたし)。
阪神は野手陣の最年長が梅野、原口の33歳。
やっぱり若いね。
ちなみに、藤川球児監督もセ・リーグ監督では一番若い44歳。
阪神黄金期をつくるのに相応しい構成ですね。