岡田阪神(2023年)のサヨナラ勝ちをプレイバック

岡田阪神(2023年)のサヨナラ勝ちをプレイバック

2023年シーズン阪神のサヨナラ勝ちは8回+2回

2023年シーズンの阪神のサヨナラ勝ちはリーグで8回+CSで1回、日本シリーズで1回の計10回ありました。
いいお酒が飲めましたね〜。サヨナラ全試合を振り返ってみます。

 

阪神(2023年シーズン)のサヨナラ勝ち試合プレイバック

延長でのサヨナラが3回、9回裏のサヨナラが4回あります。

4/1(土)甲子園 DeNA戦 ○6-5(12回裏サヨナラ)

開幕2戦目のDeNA戦が今シーズン初のサヨナラ勝ちでした。この試合、先発の秋山が初回にいきなり4失点。その後、追いついて5-5で延長に入りました。

 

そして、12回裏。相手投手はDeNA守護神の山ア。2アウトをとられましたが、走者なしから代打糸原がヒットで出塁し、小幡(四球)ー坂本(安打)でつないで、最後は近本がサヨナラ打で決めました。

 

4/18(火)甲子園 広島戦 ○2-1(9回裏サヨナラ)

この試合は両先発(阪神西勇、広島九里)が好投し、8回終わって0-0。試合が動いたのは9回表で、西が打たれ0-1に。ただ1点で抑えたことが逆転を生みます。

 

9回裏、広島は守護神の栗林を投入。一死から梅野が安打で出塁。木浪が2塁打でつなぎ、一死2、3塁に。渡辺が三振で2アウトとなるも、近本敬遠のあとに、中野サヨナラ2塁打で決めてくれました。さすがサムライ!

 

5/3(水)甲子園 中日戦 ○8-7(9回裏サヨナラ)

最大6点差から逆転勝ちしたこの試合もサヨナラ決着でした。この日は先発の西勇が2回にいきなり6失点。そこから2点ずつ返して、6回裏終了で6-6に追いつくも、9回表に1点取られて6-7に。

 

9回裏、防御率0.00の中日抑えマルティネスから先頭の大山が2塁打で出塁すると、佐藤輝のセカンドゴロが相手のエラーを誘い、ここで同点。さらに、無死1塁から原口のヒットをレフト大島がはじいて無死1,3塁。梅野が四球でつないで、最後は木浪タイムリーを決めました。

 

5/20(土)甲子園 広島戦 ○1-0(9回裏サヨナラ)

広島森下、阪神大竹-岩貞の投手戦となったこの試合は8回を終えて0-0。9回表、阪神は岩崎を投入。4番から始まる相手打線を10球で三者凡退に抑え、リズムをつくります。

 

9回裏、阪神は二番からの好打順も中野、ノイジーと倒れ、二死走者なし。ここから大山が2塁打で出塁すると、球場の雰囲気が一変。佐藤輝敬遠後に、スタメン出場していた森下サヨナラタイムリーを決めました。

 

6/3(土)甲子園 ロッテ戦 ○6-5(11回裏サヨナラ)

5-2から9回表に湯浅が3点取られて延長になった試合です。
10回ー11回は及川ー浜地が0点で切り抜け、迎えた11回裏。

 

先頭の佐藤輝がヒットで出塁。梅野が安打でつなぐと、坂本は敬遠で無死満塁に。代打ミエちゃんは三振に倒れたものの、続く小幡サヨナラタイムリーを決めてくれました。

ミエちゃん、緊張で身体が固まってた

この試合、無死満塁の場面で代打に出たミエちゃんですが、一球もスイングせずに見逃し三振に倒れました。中継で見てて、狙い球が来なかったのかな…と思ってましたが、岡田監督が後日、本人に確認したところ、「あんな緊張する場面で打席に立ったことがない。だから体が固まったようになった」とのことでした。笑えますね。そんなこと言っちゃうんだ。ミエちゃんだから、許されるような…。岡田監督も、答えを聞いて笑ったそうです。このエピソード知っておくと、次に同じような場面でミエちゃんが打ったときに、うれしさが倍増しますね。

 

7/12(水)甲子園 DeNA戦 ○5-4(9回裏サヨナラ)

DeNAとの首位攻防となった3連戦の2戦目。前日は7-2で快勝したものの、この日のDeNA先発はバウアーで3回までパーフェクトに抑えられます。0-2で迎えた4回裏に大山とノイジーのタイムリーで同点に追いつくものの、その次の回に牧の2ランを浴びて2-4に。ドラマは8回裏から始まります。

 

8回裏に先頭の糸原がヒットで出塁すると、1番でスタメン出場していた森下がバウアーから左中間に値千金の同点2ラン!さらに、同点で迎えた9回裏には、ノイジー(四球)→坂本(相手エラーで出塁)とつなぎ、木浪がアウトとなったものの、熊谷が四球を選んで一死満塁に。ここで森下センターにサヨナラ犠飛。試合を決めてくれました。

 

8/12(土)京セラドーム ヤクルト戦 ○4-3(12回裏サヨナラ)

8連勝と絶好調の中で迎えたヤクルトとの3連戦2戦目。1回裏に2点先制して、今日もイケると思ったものの先発青柳が2回表に相手投手に押し出し四球を与え、イヤな流れに。4回表、5回表にも1点ずつ返され2-3。青柳は5回3失点で降板。6回裏に坂本のセーフティスクイズで追いつき3-3に。ここから両チーム点が入らず延長投入。

 

延長は10回表にいきなりピンチ。この回から登板した岩崎が1アウトからヒット、四球、四球で1死満塁のピンチ。ただ、ここからギアを上げた岩崎が山田、中村を連続三振!11回からは及川が登板し、イニングまたぎで12回2死まで抑え、最後は馬場が塩見を遊ゴロで抑えて、これで負けなし。

 

そして、12回裏。先頭の中野が田口から2ベースで出塁。森下が四球、大山がライト前安打でつなぎ、ノーアウト満塁で佐藤輝が打席に。見事、サヨナラ犠飛で試合を決めてくれました。サトテルにとってはプロ初のサヨナラ打となりました!

 

8/22(火)京セラドーム 中日戦 ○4-3(12回裏サヨナラ)

前週の広島、横浜とのロード6連戦を3勝3敗で乗り切って、京セラドームに帰ってきた初戦。2回表に1点先制されるも3回裏、4回裏に1点ずつ取って逆転。ところが、6回表に失策から逆転されるイヤ〜な流れに。7回裏は代打の代打ミエセスが四球を選んで、そこから同点に。3-3のまま延長に入りました。

 

延長10回表に登板したのは加治屋。四球2つで一死1,2塁のピンチを招くも、替わった島本が抑え10回裏に。
10回裏は2死走者なしから、近本(ヒット)ー中野(四球)ー森下(四球)とつないで満塁で大山。ここで大山がサヨナラタイムリーを決めてくれました。

 

サヨナラ負けは2試合

2023年シーズンで阪神のサヨナラ負けは2試合あります。

6/8(木)楽天モバイル 楽天戦 ●4-6(9回裏サヨナラ)

この試合は8回に3点取って4-3と逆転に成功。8回裏を岩崎が0点に抑え、9回湯浅で逃げ切り…のはずが捕まりました。一死から四球2つで一、二塁に。1番辰巳を三振に取り2アウトまでこぎつけたものの、2番小深田にサヨナラ3ランを浴びてしまいました。

 

こんな日もある。
チーム状態が悪いときだったので、こんな日もあると割り切りましょう。

 

6/30(金)東京ドーム 巨人戦 ●1-2(9回裏サヨナラ)

近本の初回先頭打者ホームランで1点先制したものの得点はそれだけ。西純(7回1失点)、岩貞、石井とつないで延長に入りましたが、延長10回裏2アウトから加治屋岸田に一発を打たれてサヨナラ負けとなりました。

 

2023年クライマックスシリーズでの阪神サヨナラ勝ち

10/19(木)甲子園 広島戦 ○2-1(9回裏サヨナラ)

前日のクライマックスシリーズ1試合目は村上が先発し4-1で勝利。迎えた2試合目の先発は伊藤将でしたが、初回に一死三塁から小園にタイムリーを浴びて1点先制されます。

 

阪神が追いついたのは2回裏。一死から佐藤輝がヒットで出塁すると、続くノイジーライト前ヒットを相手が後逸したすきに佐藤輝が一気に生還。これで1−1の同点に。

 

ココからは広島先発の大瀬良と伊藤将の投手戦となり、両投手とも7回を投げ切ります。8回から継投策。阪神は石井島本ーブルワーで8回を凌ぐと、広島も島内が8回を0点に抑えます。9回表は岩崎が三振→二飛→三振で三者凡退に抑えて攻撃にリズムを呼び込みます。

 

そこで迎えた9回裏。相手投手はこの回から登板の栗林。一死から大山が二塁打で出塁するも、佐藤輝は三振。6番ノイジー敬遠で二死一、二塁で坂本。ここで坂本も四球を取り、ネクストの木浪に「お前が決めろ!」とのポーズ。あのシーンです!

 

最後は二死満塁から木浪サヨナラ打で決めてくれました。

 

2023年日本シリーズでの阪神サヨナラ勝ち

11/1(水)甲子園 オリックス戦 ○4-3(9回裏サヨナラ)

初戦から〇村上→●西勇→●伊藤将となり1勝2敗で迎えた日本シリーズ4試合目。この日の先発は才木。1回裏に森下タイムリーで先制するも、2回表に紅林のタイムリーで同点に。

 

すぐに追いつかれた阪神ですが、すぐに取り返します。2回裏二死走者なしから、木浪内野安打、才木四球とつないで、近本が相手先発山崎からタイムリー。木浪が出て、近本が返すパターンで取り返しました。

 

追加点は阪神。5回裏先頭の近本がこのひ3本目のヒットで出塁。中野のバントが相手エラーを誘い、無死一、二塁に。ここで森下は遊ゴロでしたが併殺崩れで、一死一、三塁に。ここで大山が内野ゴロ(併殺崩れ)を打ち、貴重な追加点。3-1となります。

 

先発の才木は5回95球1失点で降板。6回からは桐敷がマウンドに上がります。7回イニングまたぎとなった桐敷は先頭の廣岡を三ゴロに打ち取りましたが、これを佐藤輝がエラー。続くセデーニョにヒットでつながれ、無死一、二塁に。バントで一死二、三塁となり、宗に2点タイムリーを浴びてしまいました。これで3-3の同点に。

 

8回はイニングまたぎとなった石井が一死一、三塁のピンチを招きましたが、島本が代打安達を打ち取り、二死一、三塁で岡田監督が湯浅を投入。中川を一球で二飛に打ち取り、阪神に流れを呼び込みます。

 

9回表を岩崎が0点に抑えて、迎えた9回裏。相手投手はワゲスパック。一死から近本四球で出塁すると、暴投2つで近本が三塁に。オリックスは中野、森下を申告敬遠として満塁策をとりました。

 

一死満塁で四番大山。いきなりボール3つでスリーボールとなりますが、ここから見逃し(ストライク)、ファール、ファールで迎えた7球目。見事、三遊間を抜くタイムリーで決めてくれました!

 

アレのシーズンの最後のサヨナラは大山でした!

 

関連記事