開幕から順調だった阪神の中継ぎ陣が交流戦に入って打ち込まれています。
毎試合、抑えられるわけではないので、打たれる試合があっても仕方ないのですが、やけに打たれだした印象があります。そこでイニング別の失点数をチェックしてみました。
交流戦終了時点までで計算。
試合数 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
セ | 42 | 6 | 17 | 9 | 16 | 23 | 16 | 21 | 22 | 9 |
平均 | 0.14 | 0.40 | 0.21 | 0.38 | 0.55 | 0.38 | 0.50 | 0.54 | 0.27 | |
交流戦 | 18 | 7 | 6 | 3 | 7 | 6 | 11 | 12 | 19 | 5 |
平均 | 0.39 | 0.33 | 0.17 | 0.39 | 0.33 | 0.61 | 0.67 | 1.06 | 0.28 |
交流戦に入り、6回、7回、8回の失点が増えていて、特に8回は18試合で合計19失点。
防御率に直すと、6回が5.50、7回が6.00で、8回は9.50です。
ただし、最後の2カードではだいぶ持ち直しています。
交流戦の8回を細かく見てみるとこんな感じです。
相手 | 投手 | 前スコア | 失点 | 最終スコア | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 岩崎→岩貞 | 3-2 | 3 | 3-5 | ● |
ロッテ | 秋山 | 3-0 | 1 | 3-2 | 〇 |
ロッテ | 馬場 | 4-5 | 1 | 4-6 | ● |
西武 | 斎藤 | 5-7 | 0 | 10-7 | 〇 |
西武 | 斎藤 | 0-1 | 0 | 0-1 | ● |
西武 | 岩崎 | 9-8 | 0 | 9-8 | 〇 |
オリックス | 岩崎→馬場 | 2-2 | 3 | 2-5 | ● |
オリックス | 岩崎 | 2-1 | 0 | 2-1 | 〇 |
オリックス | 岩崎→石井 | 3-3 | 2 | 3-7 | ● |
ソフトバンク | 青柳 | 5-0 | 1 | 6-1 | 〇 |
ソフトバンク | 湯浅 | 2-5 | 4 | 2-10 | ● |
ソフトバンク | 及川 | 0-5 | 3 | 3-8 | ● |
日本ハム | 馬場 | 2-2 | 0 | 3-2 | 〇 |
日本ハム | 斎藤 | 10-3 | 0 | 10-3 | 〇 |
日本ハム | 藤浪 | 3-1 | 0 | 3-2 | 〇 |
楽天 | 青柳 | 3-2 | 0 | 3-2 | 〇 |
楽天 | 藤浪 | 3-1 | 0 | 9-1 | 〇 |
楽天 | 藤浪 | 5-4 | 1 | 6-5 | 〇 |
前スコアは8回の相手攻撃前のスコア(阪神-相手)。最終スコアは9回終了後の最終スコア。勝敗はチームの勝敗。
中継ぎ陣は開幕直後から頑張ってくれていたので、交流戦の前半は蓄積疲労があったのかもしれません。そんな中でも、ビハインドの状況ながら斎藤が西武戦でいい投球をしてます。
西武3戦目とオリックス2戦目を1点差で勝てたのは岩崎のおかげです。
打たれた試合ばかり印象に残りますが、抑えてる試合もあるんですよね。
交流戦最後の6連勝時には藤浪が8回の男として3試合で登板。
最終戦でホームランを打たれましたが、いい投球をしてくれてました。
今シーズンは143試合制で、交流戦が終わった段階で阪神は60試合を消化したことになります。すると残りは83試合。まだまだ戦いはこれからですね。
中継ぎ陣の再整備、リフレッシュに期待しましょう。