得失点差よりリーグ順位が上！やりくり上手な阪神歴代監督は？

2022年シーズンの阪神はチーム総得失点差がセ・リーグ1位（おそらく確定）でありながら、優勝できませんでした。得失点差が1位で優勝できなかったのは2011年の巨人（優勝は中日）以来。やっちゃいましたね。

 

これ、矢野監督が叩かれる一因となっていますね。そこで、歴代阪神監督で、総得失点差よりも最終順位が上になった「やりくり上手」な監督がいるのか？調べてみました。

 

阪神の歴代監督と最終順位、総得失点差順位

 

やりくり上手な監督は…

得失点差順位より最終順位が上となった「やりくり上手」な監督がこちら。

• 2020年矢野監督（3位→2位）
• 2019年矢野監督（5位→3位）
• 2015年和田監督（5位→3位）
• 2014年和田監督（3位→2位）
• 2007年岡田監督（4位→3位）
• 1992年中村監督（3位→2位）

1985年から2021年までの37シーズン（優勝3回）で、得失点差順位より最終順位が上となったのは6回のみ。
そのうち2回が矢野監督です。

 

昨シーズン（2021年）は、得失点差順位と最終順位は同じ2位ですが、得失点差はヤクルト「＋94」に対し、阪神「＋33」。得失点差では大きな差があるにもかかわらず、ゲーム差なしで勝率の差で優勝を逃しました（勝利数は阪神がヤクルトより上）。

 

総得失点差ではセ・リーグ1位でありながら優勝を逃したという今年（2022年）のインパクトが強すぎますが、矢野監督は歴代監督の中でも「やりくり上手」な監督です。