2023年岡田阪神になっても阪神の交流戦終了時点でチーム別盗塁数は阪神がリーグ1位です。
新井監督になった広島がことしは走るようになったので、V5は広島との戦いになりそうです。
機動力のイメージがある広島ですが、昨シーズンはあまり走ってませんでした。
いつのまにかセ・リーグで最も走るチームになったのが阪神タイガース。
矢野監督のいう「超積極」「俺たちの野球」が目に見える形になったのが盗塁です。
2022年までの各チームのシーズン盗塁数を比べてみるとこうなりました。
2014年(和田監督)から2016年(金本監督1年目)の3年間はセ・リーグで最も盗塁が少なかったタイガースですが、2019年から2022年まではセ・リーグ1位の盗塁数(2020年は巨人と同数で1位)となってます。
矢野監督の4年間がチーム別盗塁数でセ・リーグ1位だったわけです。
さすが超積極!走ってますね〜。
阪神V4の前は広島が3年連続でセ・リーグ盗塁数1位で、この2016年から2018年は広島V3(リーグ順位でもセ・リーグ3連覇)時代です。
ちなみに、阪神が前回優勝した2005年はチーム別盗塁数ではリーグ2位(1位は中日)でした。
この2005年は赤星が60盗塁を記録したのですが、阪神のチーム盗塁数は78。
78分の60(約7割7分)が赤星によるものでした。
赤星がスゴイのか、ほかに走る選手がいなかったのか…?
最近のタイガースは近本、中野、島田と走れる選手が複数いることが強みですね。
過去10年の盗塁王リーグ上位3人にも阪神の選手が出てきます。
年 | 1位 | 2位 | 3位 |
---|---|---|---|
2022 | 近本(神)30 | 岡林(中)24 | 塩見(ヤ)24 |
2021 | 中野(神)30 | 近本(神)24 | 塩見(ヤ)21 |
2020 | 近本(神)31 | 増田(巨)23 | 堂林(広)17 |
2019 | 近本(神)36 | 山田(ヤ)33 | 大島(中)30 |
2018 | 山田(ヤ)33 | 田中(広)32 | 糸井(神)22 |
2017 | 田中(広)35 | 大島(中)23 | 京田(中)23 |
2016 | 山田(ヤ)30 | 田中(広)28 | 梶谷(デ)26 |
2015 | 山田(ヤ)34 | 梶谷(デ)28 | 大島(中)22 |
2014 | 梶谷(デ)39 | 大島(中)28 | 丸 (広)26 |
2013 | 丸 (広)29 | 坂本(巨)24 | 大和(神)19 |
2005 | 赤星(神)60 | 荒木(中)42 | 青木(ヤ)29 |
選手名の後の数字は盗塁数。2013年は荒波(デ)、大島(中)も大和(神)と同じ19個で3位。
この矢野遺産は引き継いでいってもらいたいですね。