


こんな時代が来るとはね。
阪神の選手2人(しかも生え抜き日本人打者)が本塁打王争いをしている時代が来るとは…。
若き左右の大砲である佐藤輝明選手と森下翔太選手が揃って30本塁打の大台を突破。「投高打低」のイメージを覆し、空中戦でセ・リーグを席巻する2026年タイガース打線の現在地を過去データ(1985年〜2025年)と比較しながら徹底的に分析してみました。
阪神のチーム本塁打数推移をグラフ化してみました。
2026年は8/25(112試合)終了時点のデータです。
1985年はバース54本、掛布雅之40本、岡田彰布35本(上位3名)で、チーム合計219本。
ちょっと、突き抜けてますね。
反対に2000年以降で最少は2012年の58本(上位3名はブラゼル12本、新井良太11本、新井貴浩9本)。
2026年シーズンのW30発コンビは、すでにこの数字を抜いちゃってます。
詳細データは下記に掲載。
シーズン別のチーム内本塁打トップ3の推移はコチラ。なつかしい名前だらけです!
| 1985年(優勝) | バース(54) | 掛布雅之(40) | 岡田彰布(35) |
|---|---|---|---|
| 2000年 | 新庄剛志(28) | 大豊泰昭(23) | タラスコ(19) |
| 2001年 | クルーズ(14) | 濱中おさむ(13) | 桧山進次郎(12) |
| 2002年 | アリアス(32) | 濱中おさむ(18) | 今岡誠(15) |
| 2003年(優勝) | アリアス(38) | 金本知憲(19) | 桧山進次郎(16) |
| 2004年 | 金本知憲(34) | 今岡誠(28) | アリアス(25) |
| 2005年(優勝) | 金本知憲(40) | 今岡誠(29) | シーツ/矢野輝弘(19) |
| 2006年 | 金本知憲(26) | 濱中治(20) | シーツ(19) |
| 2007年 | 金本知憲(31) | 林威助(15) | 鳥谷敬(10) |
| 2008年 | 金本知憲(27) | 鳥谷敬(13) | 新井貴浩/関本賢太郎(8) |
| 2009年 | 金本知憲(21) | 鳥谷敬(20) | ブラゼル(16) |
| 2010年 | ブラゼル(47) | 城島健司(28) | 新井貴浩/鳥谷敬(19) |
| 2011年 | 新井貴浩(17) | ブラゼル(16) | マートン(13) |
| 2012年 | ブラゼル(12) | 新井良太(11) | 新井貴浩(9) |
| 2013年 | マートン(19) | 新井貴浩(15) | 新井良太(14) |
| 2014年 | ゴメス(26) | マートン(14) | 福留孝介(9) |
| 2015年 | 福留孝介(20) | ゴメス(17) | マートン(9) |
| 2016年 | ゴメス(22) | 福留孝介(11) | 原口文仁(11) |
| 2017年 | 中谷将大(20) | 福留孝介(18) | 糸井嘉男(17) |
| 2018年 | 糸井嘉男(16) | 福留孝介(14) | 大山悠輔(11) |
| 2019年 | 大山悠輔(14) | マルテ(12) | 福留孝介(10) |
| 2020年 | 大山悠輔(28) | サンズ(19) | ボーア(17) |
| 2021年 | 佐藤輝明(24) | マルテ(22) | 大山悠輔(21) |
| 2022年 | 大山悠輔(23) | 佐藤輝明(20) | ロハス・ジュニア(9) |
| 2023年(優勝) | 佐藤輝明(24) | 大山悠輔(19) | 森下翔太(10) |
| 2024年 | 佐藤輝明(16) | 森下翔太(16) | 大山悠輔(14) |
| 2025年(優勝) | 佐藤輝明(40) | 森下翔太(23) | 大山悠輔(13) |
2017年の中谷は、2000年の新庄以来となる生え抜き日本人打者のチーム本塁打王。
2019年以降は「生え抜き日本人打者がチーム本塁打王」が続いてますね。
やはり、本塁打で見ても2016年の超変革元年から変わったんですね。
2026年の阪神タイガースは、110試合終了時点でチーム本塁打数99本をマークしています。
これをレギュラーシーズン全143試合に単純換算(99本 ÷ 110試合 × 143試合)すると、最終的な到達予想は「約128本」ペースとなります。
プロ野球界全体が「投高打低(投手のレベルが上がり、打者が不利な環境)」と言われる現代において、チームで年間120本を超える本塁打を量産するペースは驚異的です。他球団の脅威となる長打力が、今季のタイガースを力強く牽引しています。
直近数シーズンのチーム本塁打データと比較すると、今季の進化がいかに劇的であるかが一目でわかります。
| 2024年シーズン | チーム本塁打 67本(佐藤輝明 16本、森下翔太 16本、大山悠輔 14本) |
|---|---|
| 2025年シーズン | チーム本塁打 93本(佐藤輝明 40本、森下翔太 23本、大山悠輔 13本) |
| 2026年シーズン(110試合時点) | ーム本塁打 99本(佐藤輝明 30本、森下翔太 30本) |
2024年はチーム全体でわずか67本と極端な長打力不足に泣きましたが、昨季2025年に佐藤輝明選手が40本塁打を放つなどして93本までV字回復。
そして今季2026年は、まだシーズンを33試合も残した110試合の段階で、早くも昨季のチーム年間本塁打数(93本)を上回る99本を記録しています。まさに、地上戦中心のスモールベースボールから、一撃で試合を決める「空中戦」へと打線が劇的に変貌を遂げたと言えます。
2026年シーズンのハイライトは、なんと言っても佐藤輝明選手と森下翔太選手が揃って30本塁打を達成したことです。
同一シーズンに「30本塁打以上」を記録した打者がタイガースに複数人誕生したのは、なんと日本一に輝いた1985年のランディ・バース(54本)、掛布雅之(40本)、岡田彰布(35本)の伝説のクリーンアップ以来、41年ぶりの歴史的快挙です。
2000年代以降の強力なタイガース打線であっても、複数人が30本の大台を同時に超えることはありませんでした。
| 2003年(リーグ優勝・チーム141本) | アリアス(38本)のみ |
|---|---|
| 2005年(リーグ優勝・チーム140本) | 金本知憲(40本)のみ ※今岡誠は29本 |
| 2010年(チーム173本) | ブラゼル(47本)のみ ※城島健司は28本 |
| 2025年(チーム93本) | 佐藤輝明(40本)のみ ※森下翔太は23本 |
この歴史が示す通り、いかに「W30発コンビ」の誕生が球団史に残る金字塔であるかが分かります。佐藤・森下の2人がクリーンアップに並び立つことで、相手バッテリーはどちらか一方を避けることができず、打線全体の破壊力が何倍にも膨れ上がっています。
この2人の和製大砲の進化も見逃せません。
佐藤輝明選手は、昨季2025年の40本塁打に続き、2年連続での30本塁打突破をクリア。好不調の波を乗り越え、球団を代表する真の「ホームランアーチスト」としての地位を揺るぎないものにしました。
森下翔太選手は、1年目の10本、2年目の16本、3年目の23本(2025年)と着実にステップアップを重ね、4年目の今季ついにキャリア初となる30本の大台に到達。毎年一貫して本塁打数を増やし続ける、驚異的な成長曲線を現在進行形で描き続けています。
143試合換算で「128本ペース」を走る2026年のタイガース。この数字を過去のリーグ優勝時のチーム本塁打数と比較してみます。
| 年度 | チーム本塁打数 | 主な本塁打スラッガー(本数) | チーム成績 |
|---|---|---|---|
| 1985年 | 219本 | バース(54)、掛布(40)、岡田(35) | リーグ優勝・日本一 |
| 2003年 | 141本 | アリアス(38)、金本(19)、桧山(16) | リーグ優勝 |
| 2005年 | 140本 | 金本(40)、今岡(29)、シーツ(19) | リーグ優勝 |
| 2026年(予想) | 128本 | 佐藤輝(30)、森下(30) | シーズン進行中 |
1985年の「219本」は別格としても、星野仙一監督率いる2003年の141本、岡田彰布監督率いる2005年の140本という、今なお語り継がれる最強の優勝打線に引けを取らない破壊力を、2026年打線は秘めていることがデータから証明されています。
また、単純な「本数」の比較以上に重要なのが、「時代背景(リーグ平均の得点環境)」です。
2003年や2005年、そして2010年は、セ・リーグ全体が「打高投低」であり、多くの球団が二桁・三桁の本塁打を放っていました。
しかし現在は、12球団全体で極端な「投高打低」が進んでおり、他球団が本塁打数や得点力の減少に苦しんでいます。このような厳しい現代のリーグ環境において、110試合時点で99本、佐藤・森下の2人が30本ずつ打っているという事実は、過去の「140本」や「173本(2010年)」に勝るとも劣らない、極めて希少価値の高い攻撃力と言えます。
2026年の阪神タイガースは、110試合で99本塁打、最終128本ペースという強力な空中戦を展開しています。
その中心にいるのが、1985年のレジェンド以来となる41年ぶりの快挙を成し遂げた佐藤輝明・森下翔太の「W30発コンビ」です。
20代中盤を迎えたこの若き左右の和製大砲が打線の核として完全に定着したことは、今季の優勝争いのみならず、今後5年、10年にわたってタイガースが黄金期を築くための最大の布石となるでしょう。シーズン最終盤、彼らがどこまで本数を積み上げ、チームを勝利に導くのか、一瞬たりとも目が離せません。