身体能力バツグンで守備走塁は文句なし、ボールを遠くに飛ばせる能力もあるが、バットにボールが当たらない…。なんとももどかしいですが、応援したくなるんですよね江越って。
今年こそ!江越覚醒!
そんな夢を毎年見てますが、現実を見つめ直しましょう。
2020年シーズン終了時点まででの江越の一軍での通算三振率(打席数に占める三振数の割合)は38.3%です(約2.6打席に1回の割合で三振しています)。
通算480打席で三振数は184個。
ヒットは84本で三振の半分以下です。
年度別に見るとこんな感じ。
年度 | 打席数 | 三振数 | 安打数 | 三振率 | 打率 | 三振/安打 |
---|---|---|---|---|---|---|
2015 | 176 | 64 | 36 | 36.4% | .214 | 1.8 |
2016 | 217 | 78 | 40 | 35.9% | .209 | 2.0 |
2017 | 18 | 5 | 1 | 27.8% | .077 | 5.0 |
2018 | 40 | 22 | 6 | 55.0% | .150 | 3.7 |
2019 | 16 | 9 | 1 | 56.3% | .067 | 9.0 |
2020 | 13 | 6 | 0 | 46.2% | .000 | --- |
通算 | 480 | 184 | 84 | 38.3% | .192 | 2.2 |
やはり、三振率率は最初から高かったんですね。
安打数より三振数が多いのも毎シーズンのこと。
2018年なんて打席数の半分以上が三振。野手では、めったにない数字です。
他の野手の三振率と比べてみると、そのちがいがよくわかります。
選手(球団) | 打席数 | 三振数 | 安打数 | 三振率 | 打率 | 三振/安打 |
---|---|---|---|---|---|---|
大盛穂(広) | 148 | 50 | 35 | 33.8% | .259 | 1.4 |
廣岡大志(ヤ) | 142 | 43 | 26 | 30.3% | .215 | 1.7 |
濱田太貴(ヤ) | 105 | 30 | 20 | 28.6% | .200 | 1.5 |
大盛穂(広)は2018年の育成ドラフト1位で入団した外野手。
1軍デビューとなった2020年の成績が上記の数値です。
江越のほうが三振率が高いんですね。
選手(球団) | 打席数 | 三振数 | 安打数 | 三振率 | 打率 | 三振/安打 |
---|---|---|---|---|---|---|
宮ア敏郎(De) | 460 | 29 | 129 | 6.3% | .301 | 0.2 |
大島洋平(中) | 525 | 51 | 146 | 9.7% | .316 | 0.3 |
ビシエド(中) | 462 | 48 | 109 | 10.4% | .267 | 0.4 |
三振率が少ないのはDeNAの宮ア敏郎で6.3%。
15.8打席に1回しか三振しません。2.6打席に1回の江越とは真逆の選手が宮崎というわけです。
選手 | 打席数 | 三振数 | 安打数 | 三振率 | 打率 | 三振/安打 |
---|---|---|---|---|---|---|
大山悠輔 | 471 | 96 | 122 | 20.4% | .288 | 0.8 |
近本光司 | 519 | 61 | 139 | 11.8% | .293 | 0.4 |
小幡竜平 | 134 | 37 | 28 | 27.6% | .220 | 1.3 |
ボーア | 379 | 88 | 80 | 23.2% | .243 | 1.1 |
江越大賀 | 13 | 6 | 0 | 46.2% | .000 | --- |
江越(通算) | 480 | 184 | 84 | 38.3% | .192 | 2.2 |
ボーアってそんなに三振率は高くなかったんですね。
一方、2020年は打席数が少なかったとはいえ江越は高いですね。
2021年のキャンプでは、すり足打法を試すなど打撃フォームの試行錯誤が続く江越。
今年こそ!覚醒した江越が見たい!
プロ野球がファンに夢を与える商売なら、江越の覚醒ほど大きな夢はありませんよね。
ファンとしては、その日を楽しみに待ちましょう!