2022年シーズンも近本と中野が盗塁数を順調に伸ばしています。ただ、セリーグ盗塁王争いではヤクルトの塩見が強敵。前半戦終了時点(オールスター前)までの盗塁数はこんな感じです。
(オールスター前まで)
中野がややペースダウン。
代わりに近本が順調に盗塁数を伸ばしてきました。
セ・リーグ盗塁王は昨シーズン(2021年)まで阪神勢が3連覇中。
2019年、2020年が近本、2021年が中野です。今年も頼む!
2021年シーズンはルーキーの中野がセ・リーグ盗塁王となりました。
これで阪神からは3年連続で盗塁王が誕生しました(2019年、2020年は近本)。
ルーキーイヤーから3年連続の盗塁王がかかっていた近本が、同僚の中野にその記録を阻まれることになったんですね。阪神ファンとしてはうれしい限り。
そこで、近本と中野の盗塁数を比較してみました。
一年目ではどっちのほうが盗塁数が多いのでしょうか?
近本のルーキーイヤーは2019年で2021年シーズンと同じ143試合でした。この年の盗塁数は36個。2021年の中野は30個だったので、ルーキーイヤーでは6個近本のほうが多かったんですね。
近本 | 中野 | |
---|---|---|
1年目 | 36個(70.6%) | 30個(93.8%) |
2年目 | 31個(79.5%) | お楽しみ |
3年目 | 24個(77.4%) | お楽しみ |
ルーキーイヤーの盗塁数は近本より少ない中野ですが、成功率はめちゃめちゃ高いです。盗塁を試みたのが32回で失敗は2回です。来期以降も期待大ですね!
以下の記事は2021年シーズン中のものです。
近本と中野がセ・リーグの盗塁数で1位、2位となってるんですね(8月29日終了時点)。
この二人を追ってきているのがヤクルトの塩見。
ヤクルトは阪神より試合数が少ないので同じ試合数で見ると3人が並んでいることもあります。
近本、中野、塩見の盗塁数をグラフにしてみました。
チームの試合数が90〜93試合の段階で、近本、中野、塩見の盗塁数は18で同じ。
ここから中野が一気に5試合で4盗塁を積み上げて、現在トップ。
8月29日終了時点での、セ・リーグの盗塁数トップ3がこちら。
盗塁数だけでなく成功率、出塁率も比べてみました。
選手名 | 盗塁数 | 盗塁死 | 成功率 | 出塁率 | チーム試合数 | 出場数 |
---|---|---|---|---|---|---|
中野 | 22 | 1 | .957 | .329 | 99 | 91 |
近本 | 20 | 6 | .769 | .346 | 99 | 99 |
塩見 | 18 | 3 | .857 | .375 | 93 | 90 |
(8月29日終了時点)
中野は成功率も高いんですね。1年目で、それほどマークされていないというメリットもあるのかもしれませんが、かなりの成功率です。
ちなみに、近本の1年目は36盗塁に対して、15盗塁死だったので、成功率70.6%。
やはり、中野は高いですね。